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家庭訪問や懇談会で、評価されるということ

写真は、去年行った奈良の東大寺二月堂。ステキなところだったな。また行けるといいな。大切な人たちと行けた時の大切な1枚。

2020年6月16日。完全再開2日目。暑さがひと段落して、今日は長そでを羽織っての出勤だった。

1時間目は、国語。詩の音読から授業をスタートし、新しい単元の説明文音読へ。マスクをしているので、大きな声を出せないが、それでも、休校が続いてた子たちに、声を出す機会をもつことは大切だと考えている。音読終了後、新出漢字を取り上げ、「朝の5分間連続声ドラマ」。

予想もしないであろう展開に、教室の空気が変わるのがわかる。やっぱりこの本の持つ力はすごい。問題は、次の1冊だな。今の子たちにはどの本がいいんだろう…。

2時間目は、算数。点対称。折り紙を使って、様々な線対象と点対称を作る時間。最後は、お面を作ったり、紙細工のようなものを作り始める子どもたち。でも、ま、線対称や点対称になっているものばかりではある。

中休みは、算数の分からない問題を聞きに来た子と塾。もう少し増えると面白いのになぁ。

3時間目は、体育。雨が降って予定の学習ができず、制限がかかっている教科なので、なわとびを中心に。今日は、なわとびでサーキットコースを作って遊ぶということに挑戦。おもしろかった。
ただ、人数が多いと、それだけあまり関われない子も出てくる。見た目の楽しさに目を奪われてはいけないな…。

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4時間目は、理科。学級通信を読んだ後、新しい問題と予想。終わった子から、昨日の総合の続き。委員会紹介を完成させる。

給食なので、黙食している。せめて音楽を!ということで、amazon musicのhot j-popをかけている。子どもたちが知っている曲も流れるので。

5時間目は、家庭科。こちらも制限がかかっているので、単元を入れ替えて、ナップザックづくり。その1回目。映像を見ながら工程を確認。

放課後は、家庭訪問。家庭訪問に行っている間に、教室の消毒作業を学校に残っている先生たちがやってくれている。ホントにステキな職場だ。

家庭訪問では、担任して2年目だというのに、「大野先生が担任してくれて、本当に良かったです」という声をいくつかいただく。ありがたいなと思う。

でも、若い時ほど、この言葉に安心感をもつようなことはなくなった。
それは、一向に改善されないボクの力不足や、配慮不足の関わりに対して、不安や不満を抱いている声なき声がきっとあると思っているから。いや、「きっと」ではない。「まちがいなく」あるからだ。
それを伝えていただけるなら、まだ改善や修正ができるけれど、声なき声は燻るだけだ。

家庭訪問は、懇談会よりは、まだ声なき声を聞けるチャンスであるけれど、懇談会は、かなり難しい。

「懇談会で、ありがたい言葉をいただきました!」なんて話を聞くけど、そもそも懇談会に参加されている方たちは、基本的に余程のことがない限り、担任の考え、関わりを支持してくれている方たちである。その中で、懇談会で自分の関わりを評価されて、その実践や考えが強化されていくのなら、少し怖いなと思う。

経験を重ねることで、声なき声があること。そして、その声の重みを知るようになったからだ。
もちろんそういう声の気にし過ぎは良くない面もある。
でも、決して忘れてはいけない側面だと思う。

今日のアルバム。いいアルバムなのにな。



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