マガジンのカバー画像

子どもたちに寄り添う【学級づくり】

11
運営しているクリエイター

#小学校教師

#1-「正解」の前に、「最適解」からスタートする

取組だけを聞いて、見て、 活動だけを聞いて、見て、 「それがいいですよね」「そうすべきですよね」と評価して、それを自分の足元にも、今直ぐ持ち込もうとすることには慎重でありたい。 その取組は、 その活動は、 本来あるべき姿、これから目指すべき姿かもしれない。 ボクらが求めている「正解」かもしれない。 でも、 ずっと管理的な学級運営をされてきた学級や、不安定な状態の子どもたち多い学級で、今直ぐそうすることが「正解」なのか。 同じ学年に経験の浅い先生がいる時に、今直ぐそうするこ

この危うさにどれだけ自覚的になれるか。

清掃のやり方は、本当にいろいろあって、いろいろあるのはいいんだけれど、ちょっと気になっていることは、先生自身の思いが強過ぎていないかなと思うことがある。 もちろん「このやり方が子どもたちのためになる!」と思ってやるんだろうけれど、でも、同じクラスの子どもたちでも、先生が違えば、また違うやり方になって、そして、違うやり方なのに、同じように、「このやり方が子どもたちのためになる!」と思うんだろうな。 その度、子どもたちは、先生の思いに合わせて、やり方に自分たちを合わせていく。

どの子とも1対1で話せる時間がほしい。

朝方、かなりの勢いで雨が降っていたが、出勤するころには少し収まった。 でも、予定されていた「たて割り活動」が中止。 密を防ぐために、戸外での活動限定だったためである。しかも、かなり活動内容も限定されている。 なので、そもそもそこまでして、今年度「たて割り活動」をする必要があるのかという議論もあるが、とりあえず今日は中止。 ただ、矢面に立たされることも多い「たて割り活動」だが、ボク自身は、あると良いなと思う活動の一つ。 兄弟がいる家庭が減り、地域のつながりが薄くなった今、

理解することは理解されること

「多様性」という言葉がよく聞かれるようになった。 でも、言葉に出すのは簡単だけれど、「多様性」を理解し合い、「多様性」を受容し合い、「多様性」の中で、それぞれが「らしく」日々を過ごすことは難しい。 それでも、ボクは、「多様性」を意識したクラスづくりをしたいと思っている。 理由はいくつかあるけれど、ボクの初任校であった特別支援学校での経験も大きいし、パンクロックを通して知ったマイナリティの視点も大きい。もちろん「これから」の時代を見据えてのこともある。 では、具体的にどんな