kumiko : ドクダミ


はじめまして。kumikoです。

わたしは少し歩けば緑豊かな植物に触れ合えるところに住んでいます。
あてもなく導かれるままに散歩しながら、足元にある植物との出会いを楽しんでいます。

今回、mioさんとmisaさんに誘ってもらって、日頃感じていることを文章に綴る機会をいただきました!
こころにあることを見えるかたちにする作業は、わたしにとってチャレンジです。
楽しんで取り組んでいきたいと思っています。

ドクダミ :  Houttuynia cordata

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5月も終わりにさしかかり、あちらこちらでドクダミの花を見かけることが多くなりました。わたしの庭にも小さな蕾をつけたドクダミがたくさん!
毎年見つけては引き抜いて邪魔者扱いしてきましたが、今年は生えるままに楽しんでみようと思いました。

それはドクダミのチンキを作るためです。
去年作ったチンキは化粧水にしましたが、あっという間に使い切ってしまい、もっと作ればよかったと後悔しています。それを踏まえて今年はたくさん作る予定です。


思い起こせば子供時代を過ごした実家の庭にもドクダミが生えていました。
そのころは臭くていっぱい増えてしまう厄介な雑草。あまり良いイメージはありませんでした。

高校時代、仲の良い友人が「ドクダミってかわいいねぇ。花瓶にいけるのが好き。」というのを聞いて驚き、そのイメージはあっさりと変わってしまいました。

同じものを見ても人によって全然違う見方をしていること、今もその出来事はずっと心の中にあり続けています。

                                 

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さて、脱線してしまいましたが、、、。

ドクダミのちからを身を持って知った出来事があります。
わたしの娘はアレルギー体質なのか皮膚トラブルを小さな頃から抱えていました。

蚊に刺されると大きく腫れ上がり見るも無残。去年もシーズン初めに腕がパンパンに腫れ皮膚科で診察してもらったのですが、説明もあまりなく軟膏をもらっただけでした。塗ってもすぐには良くならず、どのように過ごせばいいかもわからずモヤモヤした気持ちは残ったまま。
「このままもっとひどくなったらどうしよう!」
皮膚トラブルにはずいぶんと悩まされてきたので暗い気持ちになりました。

夏にまったく蚊に刺されないようにするということはかなり大変なことです。油断できないという思いで心も張り詰めます。娘といえどもわたしとは別の体。いつも守ることはできません。

ある日、脚を蚊に刺された娘。ふとドクダミの葉を摘み取ってそこにこすりつけてみました。すると刺されたところは痒みも出ず腫れることなく収束していきました。魔法のようでこれにはふたりでびっくり!そして大きな安心感を得たのです。何かあればドクダミに助けてもらおう。このことでドクダミへの信頼が高まりました。

植物は計り知れないものを私達にもたらしてくれる、それを知ることは喜びです。そのようなちいさな発見をかたちにしていきたいと思います。


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