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共感したけれど打ちのめされた話

それは1冊の本でした。

最初は、本ではなくて偶然目にしたnoteの記事で。
一人の読者の方が、この本の紹介、というかこの本を読んで自ら実践したことを書いておられたのです(そして後に、noteにはそういう人がめっちゃいっぱいいることを知る)。

本のタイトル自体は、私自身はあまり関心を持たない類のものでした。
私は、服が好き、買い物が大好き。
そして、好きなものと似合うもの(というより似合わないもの)が結構はっきりしているので、服選びで誰かの指南を受けるとか、まして制服化とか、自分には関係ないと思っていたのです。

それなのに、この本を読んでみようと思ったのは、内容の紹介として「キーワードを探す」「コンセプトを作る」そして「発信する」ことが挙げられていたからです。

面白そう、と思うと同時に、ピンときました。

この本の著者は、ファッションに悩む人に対して、単に似合う服やコーディネートを提案するのではなく、その人自身をブランディングすることを提案しているんだ、と。

そして、この本の著者がファッションを媒介として実践していることは、私が鑑命学を土台としてやろうとしてきたこと、最近ようやくフレームワークとして形にしたものと、似ているかもしれない、と。

とても気になって、すぐに本屋さんで購入しました。
帰宅して読み始め、本編の最初の言葉に、驚きとともに、共感と納得感が沸き起こりました。
『「内面」に似合う服がある』と書いてあったのです。

この本は……明らかにミニマリストとか、制服化のハウツー本とは違う。

さらに読み進めるほどに、共感、という以上に、既視感、というか、「ん? この本を書いた人と頭脳を共有してる?」という驚きの感覚が。

これは……似ている。

「なりたい自分になる」をブランディングで叶えようとするアプローチ。
その大枠だけでなく、「褒められて嬉しい言葉」や「人生でこうありたい姿」「しないこと(着ない服)」……を考えていくことで、その人らしさを具現化していくやり方だったり、根底にあるマズローの「欲求5段階説」だったり。
(そしてそして、これはブランディングでも理論でもないですが、「みんなちがって、みんないい」という哲学まで……!)

▼私の考える「みんなちがって、みんないい」

これは、誤解が生じないように、念のために書くのですがっ!!
改めて書くのも図々しく烏滸がましいのですが、真似されたとか、先を越されたとか、そういうつもりは全く全くないのです!!!
私の考えたフレームワークは、広く展開しているものではないですし(現段階では身近な人にだけ公開しているプロトタイプ的なもの)、わりとオーソドックスはブランディング理論に基づいているので、独創的なものでもないのです。

なので、自分が考えていたのと同じようなことを、既に実践している人がいること自体は、それほど驚きではなかったのですが。
驚く、かつ打ちのめされたのは、この本の著者である あきやあさみさんが提唱していらっしゃる内容が、素晴らしく洗練されていて、エモーショナルなのに理論的で。

何より、「なりたい自分を叶える」(そのために一緒に考えるお手伝い)という自分の目指していることが、多くの人にとってよくわからん鑑命学なんかよりも、ファッションを通して提供した方が、わかりやすいし親和性もあるし、何より実実用性がめっちゃあるし……。

つまりは「こんなにも良いメソッドが既にあるなら、私の考えたメソッドとか、別にいらんやん」と思えてしまったのです。

まあ、それから数週間で、持ち前のポジティブシンキングと自己肯定感により「いいえ、私(+鑑命学)だからできることがあるわ」と思い直すに至ったのですが。
それについては、また別途書いていきます。

その話を書く前に。
あきやあさみさんの本や文章を読んで、そしてnoteでたくさんの自問自答ガールズたちの自問自答ぶりを読んで、すっかり感化された私も自問自答したくなったので、まずは私の自問自答ファッションについて綴りたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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