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子育て世代の練習計画

現在我が家は子ども2人の4人家族。

朝の出発時間は7時。それまでに洗濯物を干し、風呂掃除をする。ここまでが朝のタスク。走り終わった服を投入してから洗濯機を回すため、6時15分までに洗濯機を回さなければ間に合わない。時間との勝負である。

子どもの送りは妻がしてくれているため、お迎えは自分が担当。定時で終わらなければ保育時間に間に合わないため、日々、定時退勤できるかどうか冷や冷やしながら仕事をしている。当然、夕方の時間はなく、お迎え→お風呂・ご飯→21時寝かしつけまでノンストップで駆け抜けている。

さて、そんな生活を日々送っている中、練習時間はどうしているのかというと、やはり早朝練習しかない。

だいたい4時半から走り始め、6時には帰宅する。そのため、起床は4時頃となる。夏の早朝は日中よりも気温が低く幾分走りやすいが、それでも走り終わったらシャワーを浴びたあとのような状態になっている。冬は寒いし、暗いし、なかなか厳しい環境である。

土日は少し時間に余裕があるため、距離走をすることが多い。ただ、どちらにしても日中や夕方の練習はほぼできないし、トラックで練習することもほとんどない。

幸いにも、早朝練習に付き合ってくれる仲間がいるため、今は平日5時や休日6時からインターバルやペース走をすることができている。

休日に実施した5000×3
平日は5時過ぎからスタート

早朝練習のメリットとしては

①体内のグリコーゲンが少ない状態で練習することができ、糖代謝、脂質代謝能力の向上が狙える
②朝から強度が高い練習をすることで、日中の代謝を向上させることができる
③早朝なので予定が入ることはないため、計画通り練習ができる
④早朝の練習によって頭の中が整理され、思考がスッキリとする
⑤週末なら、練習が終わってもまだ朝なので1日の予定を変更する必要がない

この辺りが自分が感じるメリットである。

①について
夕食から10時間ほど経っているためマラソンに必要なエネルギー代謝能力を鍛えることができると考えている。ただ、強度の高い練習や、ロングランの前には軽く糖質を補給してから走るようにしている。

④について
早朝は思考が冴えていると言われているが、考え事をしながら走っていると、いろいろなアイデアが浮かぶため、かなり効果的だと感じている。早朝ジョグで1日の流れを頭の中で整理しておくことで、職場に着いたらすぐに行動することができ、非常に効率が上がる。また、1日をポジティブな気持ちでスタートさせることができると感じている。

⑤について
子育て世代にとって家族の理解は必要不可欠。なかなか休日に自由に走ることができない家庭が多いのではないだろうか。そもそも家族の時間はしっかりと確保したい自分としても休日の日中の時間は確保する必要がある。子どもが小さいため、外出することが多いが、高強度練習の後の公園は2部練並みの効果があると思っている。

練習後の登山


福岡マラソン前にはアンパンマンミュージアムへ


一方、デメリットとしては
①寝坊するとその日の練習ができない
②朝早すぎて身体が動かない
③冬は走り終わっても暗く、ライトがないと走れない

こういったことがあげられると思う。
①については、メリットでもありデメリットでもある。起きてしまえば練習時間は確保できるが、寝坊するとその日は練習できなくなる。毎朝布団の上での葛藤から始まる。

②については、アップ不足もあるが、寝起きすぐになかなかアップまでする気がおこらない。5時から高強度練習をする日は、3時半に起き、4時半からウォーミングアップをするようにしている。ただ、連日はさすがにキツイので、ジョグの日は軽く体操をして走り出している。

こんな感じで、ここ数年は早朝練習のみでやってきている。
それで結果が出ないわけではなく、ハーフマラソンの70分切りや3000mの9分切りも達成した。いずれも頻繁にインターバルやペース走をしてきたわけではない。早朝からできる練習のみで記録を伸ばすことができた。

ただ、マラソンだけは記録が伸びずにいる。
おそらく時間のかかる距離走の頻度が少ないからだろう。マラソン時間の刺激を与えるためには2.5時間の確保が必要になるが、その確保がかなり難しい。これを改善する別の方法がないかを今も模索している。

世の育児世代のランナーには、こうした時間の制約がある人も多いのではないだろうか。

工夫して練習に取り組む。その姿勢が大切だと思うし、これからもその中で記録を伸ばしていきたい。

朝だから見れる景色もある

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