見出し画像

少食になったな、と思ったら会食恐怖症だった話。

会食恐怖症をご存知でしょうか?
人前で食事をすることに強い不安感や恐怖感を持つ疾患です。

私は数年前にパニック発作の本を読んでいたらその言葉に出会い始めて知りました。

ああ、長年悩んでいたのはこれだったのか…。
そう腑に落ちたものの、すぐには治らず今も症状は続いています。

先日テレビで会食恐怖症が特集されていて、同じ悩みを持つ人がたくさんいる事を知り、私も漫画で発信してみることにしました。


なんで食事の時に、そんな思考になってしまうんだろう?
そう思われる方がほとんどかと思いますが、会食恐怖症の私もそう思います。
自動思考(というか脳がバグっている感じ)でそうなっているため、考えを変えようとしても変えられるものではなく、むしろそうしようとすると意識が向きすぎて焦り、考えが強化されてしまうのです。

とにかく出された食べ物を残すことに強い罪悪感を持ち、食べ切ろうとすると意に反して身体が食べる事を拒否し始める。
社会生活で外食、会食は避けて通れないため、中々理解し難いこの説明を親しくない相手にする事もできず、苦しい思いをすることが多いです。


この漫画をTwitterに投稿したところ、とてもたくさんの反応を頂きました。

約290件引用リツイートしていただいたのですが、ほとんどが「わかる」「全く同じだ」など共感の声でした。


人によって症状はそれぞれなのかな、と思っていたらピッタリ同じ症状の方が多くて驚きました。
自分だけじゃないんだ、私だけが変じゃなかったんだ!そう心強くなり励まされました。



では実際食事をする時に、どんな思考になっているのか、それと身体的な反応を漫画にしてみました。



お腹いっぱいだけど、少し残すのは勿体無いから食べちゃおう。それが出来なくなりました。
お腹いっぱいになるまえに喉が詰まる感じになったり、気持ち悪くなったりしてしまうことも。

補足したいのは、外食が嫌いというわけではなく、勝手にそうなってしまうので結果避けざるを得ない、ということです。

今ではだいぶ落ち着いてきて、無理をしない範囲で外食・会食を楽しんでいます。


会食恐怖症が、高所恐怖症くらいの認知度になったらいいなと思い、こちらの記事を書いてみました。
作者に医学的な知識などはありませんが、経験から書かせて頂きました。ご容赦下さい。


#創作大賞2023 #コミックエッセイ部門

お読みいただきましてありがとうございます! フォローやスキ!などのリアクションも大歓迎です!