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「割り箸は悪か?」ものごとの両面を見る

SDGsとTONBYA WORKS

お箸と箸置きセット【鹿の角柄】

SDGsは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称です。SDGsは、2015年に国連総会で採択された「2030アジェンダ」の中で、2030年までに達成すべき17の具体的な目標を示したものです。これらの目標は、持続可能な社会、経済、環境を実現するためのグローバルな目標であり、貧困や格差、気候変動、持続可能なエネルギー、健康、教育、ジェンダー平等、平和と正義などを包括しています。SDGsは、国際社会が協力して目標を達成することで、持続可能な世界を実現するための重要な枠組みとなっています。

SDGsで掲げられた17の目標は以下の通りです。

  1.  貧困をなくす

  2. 飢餓をゼロにする

  3. すべての人に健康と福祉を

  4. 質の高い教育をみんなに

  5. ジェンダー平等を実現し、女性や女児を強める

  6. 安全な水とトイレを世界中に

  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに

  8. 経済成長をつくりだし、働きがいもある持続可能な産業を

  9. 産業、イノベーション、基盤をつくる

  10. 人や国家間の不平等をなくす

  11. 住み続けられるまちづくりを

  12. 持続可能な消費と生産を

  13. 気候変動とその影響に対処する

  14. 海の豊かさを守り、持続可能な利用を

  15. 陸の豊かさも守り、持続可能な利用を

  16. 平和と公正をすべての人に

  17. パートナーシップで目標を達成する

TONBIYA WORKSでは、山間地域での仕事づくりを通して特に男社会と言われた山の地域でも活躍できている女性の働き方にも着目しそれぞれの地域にその地域に住み続けられる仕組みづくり、山の豊かさを守り持続可能な利用をコンセプトとして掲げております。

割り箸の成り立ち

割り箸は、主に日本や中国、韓国など東アジア地域で使用される箸の一種です。割り箸の歴史は古く、日本では平安時代から存在していたとされています。当時は竹を輪切りにして、中心の節を取り除いてから割って作ったものが、割り箸の始まりとされています。江戸時代に入ると、割り箸は一般的になり、庶民の食卓にも広く普及しました。

また、中国でも割り箸が使用されており、明代の時代には既に存在していたとされています。当初は、竹や木材を細く割って作られていましたが、清代に入ると、鉄製の割り箸が登場し、現在でも中国では鉄製の割り箸が使用されることがあります。

近年、割り箸の廃棄による環境問題が指摘されるようになり、再利用可能な素材を使った割り箸や、使い捨ての割り箸でも環境に配慮した製品が開発されています。

竹や木材の割り箸を、再利用可能な素材でコーティングすることで、割り箸の使用回数を増やすことができます。また、竹や木材の割り箸を再生素材で作られた割り箸にすることで、再生可能な資源の利用を促進することができます。

ほかにも使い捨ての割り箸ではなく、リユース可能な割り箸を利用することで、廃棄物を減らすことができます。例えば、カフェやレストランでは、食事を提供する際に、使い捨ての割り箸ではなく、洗浄して再利用できる割り箸を使う取り組みが行われています。

国産材の割りばしを使うことで木を使う事にも繋がり、森に還元できることがたくさんあります。ティッシュ数枚と割りばし1膳が同じ。何を使うかで色々な背景が変わるのだと知っていただけたら。

TONBYA WORKSの箸は、吉野杉を使った何度でもご利用いただける箸です。箸の表面には焼き加工で彫られているので、洗っても消えにくく(商品の使用と共に彫刻された溝がすり減ってくることで見えにくくなることもあります)、永くお楽しみいただけます。
また使用頻度が限界に達した時にはリサイクルや燃料などにすることもできます。

箸がもたらす社会的効果

奈良の材木市場には、以下のような課題があります。

需要の低迷
奈良の材木市場は、主に建築用材の販売が中心ですが、住宅着工件数の減少や、建築材料の代替品の普及などにより、需要が低迷しています。

市場の高齢化
奈良の材木市場は、長い歴史を持つ老舗の業者が多く、市場全体が高齢化しています。業者の後継者問題や、新しい商慣行の導入などが課題となっています。

人手不足
建築用材は、伝統的な手作業で行われることが多く、職人の人手不足が深刻化しています。また、業界への若者の進出も少なく、人材育成にも課題があります。

環境問題
木材の伐採による森林破壊や、廃材の処理による環境問題が深刻化しています。材木市場は、木材を扱う業界であり、環境負荷の低減に取り組む必要があります。

これらの課題に対して、奈良の材木市場では、新しい商品やサービスの開発や、職人の育成、環境負荷の低減に取り組むなどの取り組みが行われています。また、地域としても、観光振興や地域の木材活用の推進などを通じて、材木市場の活性化を目指しています。

箸づくりのコンセプト

奈良県は、日本の箸の生産地として知られており、奈良県産の木材を使用した箸が多く生産されています。しかし以下の通り、急激に箸の生産は減少しております。(林野庁木材産業課調べ)

1989年:約115億膳
1993年:約46億膳
1998年:約15億膳
2003年:約6億膳
2011年:約4億4千万膳

近年では、割り箸の環境問題がクローズアップされ、廃棄物の削減を目的に、使い捨てではなく、持ち運びに便利なリユース可能な箸の需要が増加しています。また、高齢化による職人の減少などにより、生産量は減少傾向にあります。しかし、奈良県内には伝統的な箸作りの技術を受け継いでいる職人や工房が多くあり、高品質な箸が生産されています。

TONBIYA WORKSの箸も伝統的な箸作りの技術を受けついだ職人の方にお力添えいただいたプロダクトです。

TONBYA WORKSの箸は、特殊な塗り加工をせず、木目は自然がつくったデザインとして楽しんでいただけます。健康祈願で有名な六瓢の柄と奈良のトレードマークの鹿のツノをモチーフにした柄は焼き加工なので長くお楽しみいただけます。ナチュラルな素材の為、様々なテーブルシーンでご活用いただけます。

最近では、SDGsに意識の高いレストランやカフェなどでご利用いただくことも増えております。たくさんの方に届けることで、奈良の山林地域の課題解決に少しでも寄与したいと考えています。


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