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おかん留学/社会人で留学する人たち

私が通っている語学学校は比較的大きな学校なので、10代・20代のクラスとと別に30才以上のクラスがあります。30才以上でも若い子のクラスに入ることも可能ですが、30才以上の人はほぼこの大人のクラスにいます。


大人の留学/日本人とヨーロッパ人

ヨーロッパの人たちは会社から2週間以上の連続休暇がもらえるようで、それに合わせて留学している人が大半です。毎週毎週入れ替わり立ち替わり、ヨーロッパ各国の人が留学しに来ます。2週間以上まとめて休暇を取ることが当たり前みたいで、本当に羨ましいです。留学する理由は日本人よりもすごく気軽な感じがします。「旅行が好きだから英語を勉強しようと思って」とか「今の仕事で英語を使う機会が多いから学びにきた」とか。それと、語学留学をするという国からの(教師用)研修制度があるようで、小学校や中学校・高校の先生もよく来ます。ヨーロッパのガバメントはすごいな!って感じです。

日本では2週間以上休みをとる!というのは一般的ではないので、日本人は会社を辞めてきている人が多いです。会社を辞める→留学する→転職する、というケースが多いです。ヨーロッパ各国のようにもっと長期休暇が当たり前に取れたらいいのにな、って思います。だから日本人はそれなりの覚悟を持ってきている大人が多いように感じます。


大人の留学と学生の留学

さらに大きな違いを感じるのは、学生と社会人です。社会人で留学する人は自分でお金を貯めてきています。でも大学生は親のお金できている子が大半だからなのか、だいぶ温度差があるなぁと感じます。

学生に「なんで留学しようと思ったの?」と聞くと、「大学生だから留学くらいしておこうかと思って」とか「親に言われたから」とか…。おいおい(汗)。たまたま聞いた相手が悪かっただけだと思いたい。聞いていて(同じ親として)「マジか。大学生ってこんな感じなの?」ってちょっと悲しくなりました。「留学してこういうことをしたいんだ!」とか「こうなりたいから今留学してます」とか熱い思いや夢は特になく…。まだ若いからしょうがないのかもしれないけど、熱い思いや若さあふれる情熱を聞きたかったおかん。


「人生を変えるため」の大人の留学

そんな学生と比べると、社会人で留学している人の思いは強いです。そしてなんだか社会人は個性豊かな人が多いなと思います(←自分も含め)。ま、こんなコロナ禍に留学する人たちなので、生半可な目的もしくはちょっと変わってる?のではないのでしょうか。(ちなみにみんな自分は変わっているという自覚のあるようです。私も自覚してます)※「変わっている人」ではなく、「個性」と呼ぼう!

「なんで留学しようと思ったの?」と聞くと、誰もがそれぞれの思いや理由を持っています。どんな理由かまでは言えないけど、人生を変えるために留学をしにきています。だからその話を聞いていると、なんだか「覚悟」のようなものを感じます。そして仕事を辞めて留学すると決意した人や日本での生活に一区切りをつけた人たちは今、マルタでとってもイキイキとしています。思い切って環境を変えて、次の目標に向かって一歩踏み出した人たちの毎日はとても楽しそうです。そして「コロナで大変な時期だったけどマルタにきて本当によかった」と言っています。それには私も同感です。

日本にいたときがつまらなかったわけでは全然ないけど、この年になって留学することはやっぱりとても勇気のいることだったので、自分以外にもこうして果敢に挑戦している人たちと出会えてよかったなと思っています。


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週末にさっくり行ってきました。南イタリアのアルベロベッロ。

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片道1時間15分のフライト。往復で50€なので、東京〜熱海に行く感じ?!

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