ダブリンバスには色々な出会いがある
バイトに行こうとバスに乗っているとき、突然、男性に声をかけられました。ちなみにダブリンでバスに乗っていると度々声をかけられます。そして全然知らない人だけどおしゃべりをすることが多々あります。
前にバス停でバスを待っているときに「どこかで会ったことがあるよね!」とアイルランド男性に声をかけられました。「そうかな?」と思ったのですが、「思い出した!僕と君は同じバスに乗っていたんだ」と言われ、おしゃべりしたことがあります。私がアジア人だったから珍しくて覚えていたのかもしれません。これを日本でやったら、チャラいナンパって思われそう。ほんとにチャラいナンパだったのかわからないけど、バスの中でおしゃべりを楽しみます。めちゃくちゃ英語の勉強になります。家族の話、趣味の話をたくさんして(バスは30~40分くらい乗るので)またね!ってバスを降ります。さわやかだー(イケメンだったから、よりそう思うのかも)
それはさておき、今回のナンパはまた一味違います。
年齢不詳だけど、おそらく20歳後半の男性で「私は今、アパートを探しています。あなたはどこかいいアパートを知りませんか?」と私に聞いてきたのです。
「ダブリンは住宅難で探している人がたくさんいるよね。でもごめんね、私にはわからない」と答えると、「君はどんなところに住んでいるの?」と聞いてきたので「私は友達の家に住んでいるんだよ」と言いました。
すると、「僕と一緒に住んでくれませんか?」と言ってきたのです。
んんん??????あなた誰?
話をしていくと、彼はアラブ人(どこの国かよくわからない)。ペンキ塗りの仕事をしていて、5年ほどアイルランドにいる予定だそうです。アイルランドは自国より給料がいいから働きにきたと言っていました。
英語はほとんどできなくて、アラブのあのニョロニョロの文字をグーグル翻訳で英語変換して私に伝えてきました。
「ちょっと待って!知らないあなたと住むことはできないよ」と伝えました(日本語→アラビックな文字にグーグル変換して)。
確かにダブリンは住宅難。たくさんの人が常に部屋を探しているように感じます。とはいえ、さすがにそれは無理なので、なんて断ろうか悩みました。
そして「私はダブリンに住む日本人のコミュニティグループに相談をしてアパートをみつけたよ(←嘘だけど、こういう人は多いので)だからきっとあなたの国のコミュニティグループもあるはず。そこに相談してみるといいよ」と言いました。
それでも彼はすがるように私と暮らせるようにオーナーの友達に頼んでもらえないかと何度も何度も言ってきました。「どうやったら僕は君と住めますか?」「君の家はどのくらいの広さ?」「どんな人と暮らしているの?」など。本当に困っているんだろうなと思いましたが、なんだか途中から怖くなってきて、「そのオーナーは私のボーイフレンドだから、あなたと住むことはできない」と嘘をつき、「あなたにいい家が見つかることを願っている」といって、逃げるようにバスを降りました。申し訳ないけど。
ほんとに困っていたのか、よくわからないけど、いや、あれはほんとに困っていたと思う。アラブ人さん、家みつかったかなー?見つかっているといいなー。
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