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おかん留学②/アイルランド(ダブリン)に上陸

おかん留学第二章の始まりです。マルタ留学を終え、次はアイルランドのダブリン留学になります。

金曜日にマルタでの最後の授業を終えて、翌日の土曜の朝にはマルタ空港からダブリンに向かいます。ほぼ同時刻に出国する友達とマルタ空港で待ち合わせ。唯一、ラスト日に会えた友達のイタリア人のデイブ!日本のアニメが好きで“明日のジョー“のTシャツを着ていたから、鬼滅のTシャツをプレゼントしたら超喜んでくれました。チェックインをして最後にCisk(マルタビール)をDTFで買い、彼とお茶して別れました。これからはボッチの生活が再スタートします。

スタートから最悪

土曜日はマルタからダブリン行きのダイレクト便がなかったので、ロンドン経由で乗り継ぎをしなくてはいけませんでした。飛行機の中では、友達から届いたメッセージや最後に撮った記念写真などを見て、涙がポロポロ。いつも飛行機で泣いている私。「ありがとうマルタ」と思いながら、最後のマルタの景色を空から眺めました。


ロンドンの空港で停電。モノレールが止まる

ロンドン・スタンステッド空港につきました。ここまでは順調。でも次の乗り継ぎまで2時間しかないのでのんびりはしていられません。そしてこの空港が大きいからなのか電車(モノレール?)みたいなもので空港内を移動します。その電車に乗った途端、ガタン!と言って、電車が止まり電気が消えました。

あれ?何が起こったの?ざわつく車内。

最初はまぁなんとかなるだろうという感じだったけど、なんだか全然動かない。車内放送が流れる。やばい(英語が聞き取れないけど)これ、多分停電だ。

そばにいた知らない人と「停電かな?私、次の乗り継ぎまで時間がないんだよね」「僕は5時間あるから大丈夫だけど、君は大丈夫かな?」みたいな話をしました。

「あぁ、閉じ込められちゃってるね」って感じでこっちを見ている空港職員

焦る私。でも電車の外側で空港職員みたいな人がウロウロしているし、トランシーバーで話をしているから復旧に向けて対応はしてくれていそう。15〜20分くらいしてようやく緊急のドアが開き私たちは外に出ることができました。そして停電していてこの電車は使えないから臨時バスに乗ってくれと言われました(←多分)。もう不安しかない。ちゃんと乗り継ぎができるのか、この流れについていってあっているのか、間違っているのかわからない。でも時間もない。

「私はこの空港でもう一度チェックインをし直さなければいけないんだと、この入り口であっているの?」とすれ違う空港職員に聞きまくる。おばちゃん精神。自分の考えはだいたい間違っているから、すぐに人に聞く。でも昔の私だったら英語がわからないから、聞けずに自分で必死に調べたと思うけど、今の私は違う。英語はわからないままだけど、聞く度胸だけついている。「私はチェックインをしたい」「あなたはどこに行くの?ダブリン?」「私はマルタからきたけど、私の荷物はどこ?」「私はダブリンに行きたいけど、ここであってる」というこの気持ちをひたすら言うと、みんな丁寧に教えてくれるんですよね。でも荷物は死ぬほど重いし、道のりは長いし、クタクタ。

Maltaビール(Cisk)8本セットとMaltaのリキュールを買ってしまったから本当に重たかった。まさかこんなことになるとは。

マルタの大切な思い出

しかもこのビールが荷物検査で引っかかりました。引っかからないようにDTF の袋に入れて対処してもらったのに。「このビールとリキュールはどこで買ったんだ?」と言われ、色々調べている。「私は日本人だけど、マルタからきていて、この空港は乗り継ぎ。最終目的地はダブリン。これはマルタのビール(美味しいよ!)」と伝えてOKをもらいました。ここでもだいぶ時間を取られました。さらに焦る私。

とはいえ、なんとか無事にダブリン行きの飛行機に乗れました。搭乗ゲートに着いたらもう搭乗スタートをしていて、休憩時間0。買い物もトイレも行く時間がありませんでした。クタクタ。

飛行機が墜落するかと

アイルランドに近づくと青空が消えました

ロンドン→ダブリン行きの飛行機に乗ってしばらくしたら外の景色が雨雲に変わりました。さすがアイルランド!どんより天気なのね、と言う感じです。そして機体が時々大きく揺れました。

その後、飛行機はダブリン空港に着陸。

…と思ったら、また離陸。一瞬、着陸したのに、また上に上がり出しました。

え!?なんで?

と思ったら、機内放送が流れ、悪天候だから着陸をやり直します(みたいな英語。多分)と言う。そこで頭を過ったのが昔、名古屋空港であった墜落事故。確か、一度離陸したけど、その後、また上昇してその直後に墜落したような・・・・。

そこから10分くらい飛行し続けていました。機内放送でなんか言っているけど、よくわからない。私は祈る。周りの人の表情をみると、みんな落ち着いている感じがする。笑っている人はいなかったけど。

その後、もう一度着陸態勢に入りました。機内はシーンとしている。

そして無事着陸!
その途端、大きな拍手が!拍手喝采!私も思いっきり拍手!
そして隣の人や周りの人と良かったねーと話しました。

なーんだ、みんな不安だったのね。

あー、ほんとドキドキした。でも着陸できて本当よかった。

ダブリン空港に着いたら強風&土砂降り


寒い、タクシーが全然こない

心臓に悪い思いをしながらも、無事ダブリンに着きました。さぁこれからタクシーに乗って新しいアパートに行くぞ!と思っていたら、タクシー乗り場がめちゃくちゃ遠い。しかももう夜の8時半。外は真っ暗、しかも雨、風も強い、寒い、しかも屋外。

今朝まで南国マルタにいた私からすると、何これ!寒すぎ!雨風強すぎ!荷物重すぎ!タクシーが来ない!マルタに帰りたい!とめちゃめちゃ思いました。

しかもタクシー乗り場が超わかりにくい。もうこの時はダブリンに来たことをすごく後悔しました。「マルタにずっといればよかった」「くそー!なんでダブリンに来ちゃったんだろう」雨に打たれ、びしょ濡れになりながら歩き続けました。重たいスーツケースを転がしながら何度か道に迷って、ようやくタクシーに乗ることができました。

なんとかアパートに到着。そのままバタンキューです。今のところ、アイルランドにいいイメージはないです。こんな最悪のスタートを切りましたが、これからどうなることやら。

おかん留学の第二章が始まります。超〜前途多難です。


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