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ビールの魅力

こんにちは!とんびです。

趣味という趣味がなかったのですが、ビールを飲むなら色々な世界のビールを飲んでみようということで、ビールの世界に飛び込んでみることにしました。

今では、楽しみの一つになっています。

ビールに使われる主な原料

麦芽(モルト)

麦芽は大麦や小麦が発芽したものです。
ビールに使われる麦芽は、発芽させた大麦や小麦の根を除去し、乾燥をさせて成長を止めます。
乾燥の温度の違いにより、様々な種類の麦芽ができます。麦芽の種類によってビールの味が変わってきます。

ホップ

ホップはツル科の植物です。多年草の雄雌異株で、雌株の雌花(毬花)がビールの原料になります。
ホップはビールの製造にとても重要で、ビール特有の苦味や香りを与え、泡を作り出します。
ホップの根本にルプリンという粒があり、この中にフムロンという物質があります。この物質が煮沸されるとイソフムロンという物質になります。
イソフムロンは苦味成分で、水に溶ける成分であることから、ビールを飲んでも苦味が口の中にいつまでも残りません。
このイソフムロンは、タンパク質と結びつくと泡を作ります。
抗菌作用もあり、雑菌の増殖を抑制するので、保存が難しかった昔に使われてから、ビールに使われるようになりました。
今では、ほとんどのビールに使用されている欠かせない材料です。

酵母

麦芽やホップをブレンドし、細かく粉砕してお湯と混ぜてビールの元になる麦汁を作ります。そこに酵母菌を入れることで、糖を分解しアルコールと炭酸水を作り出します。
酵母菌の種類がこの後説明するエールとラガー。
エール酵母を使用して作られたのがエールビール、ラガー酵母を使用して作られたのがラガービールです。
エール酵母、ラガー酵母と一言で言っても、酵母菌の種類はいろいろあるみたいです。
例)アメリカンエールイースト、ベンジャンウィートイースト

また、培養されていない自然酵母を使用して作られるビールもあります。
まるでパンみたいですね。

ビールの成分の約9割は水です。
ビール1リットルにつき、5〜10リットルの水が必要です。
水の性質(ミネラル)で味が変わるので、ミネラル量など水選びが重要になります。硬水と軟水でビールの種類が代わり、ピルスナーなど淡色系ビールは軟水で作られます。

ビールの種類

ビールにはラガーとエールの2種類があります。
ビールの製造工程で酵母菌を使った発酵という工程があります。
発酵のさせ方の違いが種類の違いになります。

ラガービール

低温で長期間発酵させることで作られるのがラガービールです。
低温で発酵させることで雑菌が増えることなく一定の品質を維持できるので、大量生産されるビールの製造に向いています。
キリンビールやアサヒビールはこの方法で作られたラガービールです。
この方法は下面発酵と呼ばれています。

エールビール

ラガービールとは逆で、上面発酵という方法で作られるビールがエールビールです。やや高温で時間をかけずに発酵させます。古くから作られている方法で、大量生産には向いていませんが、人気は高くクラフトビールの多くの種類がこの方法で作られています。

黒ビール及びブラックビール

黒ビールは麦芽の一部を焙煎しています。焙煎することによってカラメル臭やロースト臭が加わり、コクがでます。
黒ビールは日本の法律で定義されています。

濃色の麦芽を原料の一部に用いた色の濃いビールでなければ、黒ビールまたはブラックビールと表示してはならない。
ビールの表示に関する公正競争規約及び施行規則

このように定められているので、製法(エールやラガー)の違いは含んでいません。

発泡酒

発泡酒はビールのようなものですが、ビールとは異なります。
ビールは法律で定められた副原料しか使用することはできませんが、発泡酒は麦芽を使っていれば副原料は何を使ってもOKです。
麦芽比率が50%未満のものも発泡酒になります。
ビールと発泡酒は法律で区別されているのですね。

まとめ

いかがでしたか?
まずは生!!という人も多いと思いますが、意外とビールのことについて知らない人も多いのではないでしょうか。
ビールはパンと同じように酵母菌を使って発酵させて作っていて、作り方で種類が変わることや、麦芽の乾燥のさせ方や酵母菌の種類の違い、水の違いによって味や香りが異なってくることがわかりました。
組み合わせで味が変わるので、ビール職人(ブルワー)は様々な組み合わせを試して美味しいビールを作っています。
ぜひ、世界の美味しいビールやクラフトビール、地ビールを味わってください。

※ お酒は20歳から

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