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#仮面おゆうぎ会 仮面を脱ぎます

楽しすぎて終わらないでほしい #仮面おゆうぎ会 。でも終わっちゃう。

るいすありがとう! 仮面おゆうぎ会最高や!!

結果発表の後も、しばらく後夜祭/二次会?三次会? は続く。そう、作者達が仮面を脱ぎ捨てて名乗り出る『仮面脱衣タイム』があるのです。さぁ作者達よ、全裸オープン!! ……興奮しすぎて間違えた、全裸にならんでええ、脱ぐのは仮面だけでええ。
(名乗り出るかどうかは各自にお任せであり、すでに「どの作品を書いたかは公表しない」ことを選択された作者さんもいらっしゃいます。え、何を書いたのか気になっちゃう……。)


さて。

私は
仮面おゆうぎ会に
参加



ま……




……す!!!!

イェイイェイ、みんな見てるうぅぅぅぅぅ〜〜〜????? ってやりたいじゃない!


noteとTwitterで「この作品がマリナ油森では?」と言及してくださっていた方が数名いらっしゃいました。名前を出してもらえてありがてぇ。マリナ油森の小説だと噂されていたのは以下の作品たち。(拾い忘れがあるかも)

No.1『雨露つたい 骸は何処へ』/カエちゃん
No.3『アイリッシュ・パブで昼食を』/きゆかちゃん、のちこちゃん
No.4『思い出を消さないで』/ニツカちゃん、きゆかちゃん
No.11『蛍売り』/ゆみっぺさん
No.15『オレにマイクをくれ』/零音さん、こむぎちゃん
No.1〜No.5のどれか/こげちゃん

わぁ、幅が広い! どんなテイストでも書けるキャラと思っていただけているようで嬉しい。
さてさて〜、さてさてさて。果たしてこの中に正解はあるのかな?


……と、ネタバラシの前に。前置き。

#仮面おゆうぎ会 に参加するにあたり考えました。普段の私は純粋に文章だけで読まれているタイプのアカウントだろうか、と。

アカウント名でブーストがかかっている人かそうでないかと言ったら私は「ブーストがかかっている」方だと思うんですね、たぶん。マリナ油森の書くものは面白いだろうって先入観でクリックしてもらえたり、序盤が読みにくくても最後まで読めば何かあるはずと離脱せず読んでもらえるタイプのアカウント。おいおい、だいぶ自分を褒めたな。

だから、絶対に私だと分からないように正装して書いてみました。「純文学」なるものを書いてみようかと。

「純文学」の定義はあんま分かってないですが。大衆文学と対になる概念だし、パッと見の分かりやすい面白要素(胸キュン恋愛、ミステリ、SF、バイオレンスなど)を抜いた小説? でいいのかな?

noteで純文学は読まれないって聞いたことあるけど、ほんまかいな。私はエンタメも好きやけど純文学も同じぐらい好きやで?
仮面を被って純文学を書いてみたらその真偽も判明するでしょう。

書いてみようじゃないの純文学。

■ web小説にはweb小説の流儀があって良いのでは? がポリシーのため普段はしていなかった、出版物の小説表記ルールである「字下げ」をしたり、「」内最後の句点を除去してみたり。
■ タイトルと最初の段落の文体をサトウカエデに寄せてみたり。(すぐ「これ全編模写すんのしんどい」とギブアップしたので最初だけ)
■ 読み手が自由に解釈できるよう登場人物の内面をはっきり描かず、どうとでも受け取れるようにしてみたり。
■ 学生時代に映画の授業で「パゾリーニの映画は画面に写るものすべてが何かの暗喩である」と言われていたのを思い出して、パゾリーニの真似をしたら巨匠っぽくなるやろかと暗喩を駆使しまくってみたり。
※ パゾリーニ:イタリアの映画監督(1922-1975)

こんな工夫をして、いつもと異なる雰囲気の小説を書いてみました。



むふふ。
どの作品か分かるかな。



ファイナルアンサー?



私の作品は……



デデンデンデデン

デデンデンデデン

タララーラーラーラー↓

タララーラーラーラー↑


アイルビーバック






こちら!

作者予想正解者なし! やったぜ逃げ切った!
ニツカちゃんーーーー!! 10年来のお付き合いヒャッフーーーーーーー!!!! (やり返してやった)(ニツカちゃんとは新卒で入った会社の先輩後輩という関係です。うら若き?乙女の頃からのお友達なのよ。長ーーーーーーーーーい、お付き合い)(でもお互い全然分からんかった)

お分かりだろうか。5/19時点でのツイート「私の作品はどーれだ」は、ただの撹乱。まだ出してない。でも「どれだ」と言ってるだけで「出した」とは言ってないから嘘はついてない。

↑この時点ではまだ一文字も書けていないどころか物語の構想も無くて「参加できるやろか……」と内心焦っていました。

いただいた感想の中では、こげちゃんの読みが鋭かった。

そうそう、作者は学生時代に映画を勉強して、自主制作映画も撮っていた私です。

他にもたくさん感想をいただいて嬉しい限り。名前が出た状態で褒められるよりもストレートに心に刺さっちゃう。喜びのあまり笑顔が解除できない。(ほら、いつもはどうしても「やっぱマリナさんスゲー」みたいになりがちだし)(隙あらば自分褒め)


そして「純文学は読まれないのか」に対する回答。
私の作品、集計時点のスキ数を数えていなかったので正確じゃないかもしれませんが、これを書いている現時点で28スキ(非会員ユーザー除く)を付けていただいています。賞金が出るベスト8には届きませんでしたが、るいすが結果発表記事で触れているように若いNo.の作品が票を集めやすかった状況で大健闘だった(8位の30スキと僅差)と言えるのではないでしょうか。

何より「これぞ『純文学』〜〜〜、くぅぅ〜〜スゲェェェ!!!」と大興奮してしまった、私の最も好きな作品 No.11『蛍売り』が5位に入賞しています。(つい先ほど作者さんが判明……大好きです……)

純文学は読まれない、どころか、読まれとる。
すんごい良かったもん。

私も、純文学とかエンタメ文学だとか気にせず好きなものを思いっきり書いて、読んだ人を「くぅぅぅ〜〜〜!!」と唸らせていきたいなと思いました。


あー、楽しかった。
手練れの書き手&素敵な感想を伝えてくれる読み手が周りにたくさんいる環境で小説を書けるなんて、あらためてすごいことだなと幸せを噛み締めております。

♡を押すと小動物が出ます。