渡邊雄太『「好き」を力にする』
渡邊雄太『「好き」を力にする』読了。
今夏のバスケットボールW杯で初めて渡邊選手を認識したのですが、数少ない日本人NBA選手とのことで、本も読んでみました。
文章は平易で読みやすいので、中高生に特におすすめ。
小中高の具体的なエピソードやNBAの契約の話なども書かれていて、興味深かったです。
両親ともバスケットボール選手で本人も恵まれた体格、よい指導者にも出会い、日々練習を欠かさす(努力と思わないくらいバスケが好きだそうです)、NBA選手になるという夢を叶えた。
成長痛で思うようにプレーできなかった中学時代、指導者が渡邊さんの将来を見据えて無理をさせなかった…というエピソードには感動しました。
以前読んだ高校バスケ部の体罰の本を思い出し、よい指導者に出会えるかは運だし、渡邊さんは幸運の持ち主だなと思います。
渡邊選手がアマチュアスポーツの指導について述べている箇所もあるので、指導する立場の人もぜひ読んで欲しいです。
体罰は、問答無用でダメな指導。
「上下関係があり絶対に反撃されない安全なポジションで暴力を振るう卑怯な人間」は、許してはいけないと思っています。
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