海堂尊「カレイドスコープの箱庭」
海堂尊「カレイドスコープの箱庭」読了。
今回は、事件としては小さく、病院内部の病理医の誤診の有無について淡々と。
日本の医療現場では、金にならない解剖や病理診断が軽視されているという問題提起。
文庫は375ページあるのに話は283ページで終わり、残りは「作品相関図」「桜ノ宮市(物語の舞台)年表」「海堂尊ヒストリー(後半)」でした。
架空の物語世界を通して医療問題の認知を広げ、世論の支持を持って現実世界を変えていく…って、面白いですね。
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