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2023-01-17: 私と音楽(幼児~小学生編)

この記事にバイオリン要素はありません。

音楽の話をするのが好きだ。
といっても、専門的な話をするのでなく、「ね~ウチらが中学生の時ってXXが流行ってたよね~え~わかるぅ~」と酒の席でFor - Loopするのが楽しい。

そんな無益な会話をnoteで再現してみる。

幼少期

前提として私は1989年(平成元年)生まれです。

ZOO - Choo Choo TRAIN(1991)

物心ついたときはじめて認識した曲はChoo Choo TRAINだったかもしれない。親の車(トヨタ・カリーナED)で狂うほどCDを聴いていた。
いまでこそChoo Choo TRAINはEXILEの代表曲のひとつだが、あれはカバーであって、原曲はZOOによる。
EXILEリーダーのHIRO氏は元ZOOのダンサーだ。

2023年現在も継続しているJR東日本のスキーキャンペーン「JR SKISKI」が1991年に始動し、本曲は91-92年のCMソングとして作成された。ZOOは以降、95年まで継続的に楽曲タイアップを続ける。
この影響か、どうもZOOには冬のイメージがダブる。Hotなダンスパフォーマンスグループなのにね。

余談だが、久米田康治先生『かってに改蔵』で、学校のスキー旅行に向かう車中で改蔵が冬の音楽代表としてZOOを聴いていたギャグ(として成立する文脈になる)が非常に印象に残っている。

CHAGE and ASKA - YAH YAH YAH(1993)

親が熱心にチャゲアスを聴いていた印象はない(SAY YESの記憶などはない)のだが、YAH YAH YAHは8cmシングルで狂ったように聴いていた。
そう、平成初期は8cmシングルCDの時代なのである。

これから「アイツ」を殴打しにいこうかと提案するかなりブルータルな歌詞だが、美声と爽やかなサウンドによって隠蔽されている。

やはり余談だが、吉田秋生先生『BANANA FISH』のメインキャラクターには吉田先生によるテーマソングが設定されており、本曲は主人公アッシュのテーマソングだそうだ。
ちなみに、ショーターは爆風スランプのRUNNERである。髪型とグラサンだけだろ!

Dreams Come True - 決戦は金曜日(1992)

ん……? なんか3人いるな……。

本曲はドリカム初のミリオン達成シングルであり、5thアルバム「The Swinging Star」のリードトラックだ。
私の実家には「The Swinging Star」があって、幼児の頃に盤面が擦れまくるまで聴き込んでいた。

Cheryl Linnの「Got to be real」をインスパイア元にしているようで、聴き比べてみると面白いです。

大黒摩季 - ら・ら・ら(1995)

大黒摩季の10thシングルであり、かつ自己最大セールスを記録したシングル。
大黒さんの曲は95年のベストアルバム「BACK BEATs #1」なんかでめちゃくちゃに聴いており、一曲選ぶのは難しいがやっぱこれかな。

漫画原作で中居正広主演のTVドラマ「味いちもんめ」の主題歌としての印象が強いが、リアタイしてた人は現在アラサー以上だろう。

大黒摩季 is ビーイングという印象がある。あまりTV露出しないがタイアップは多く、曲がスマッシュヒットするアーティスト、という感じ。
90年代前半の国内メジャーチャート上位は、小室ブーム到来まではB'zを筆頭としたビーイング所属アーティストに席巻される、いわゆるビーイングブーム下にあった。売れてるアーティストみんなビーイングみたいな。
「おどるポンポコリン」で90年オリコン一位に輝いたB.B.クィーンズもビーイング企画だし。すごいな。


小学生

小学生の時って一番ちゃんと音楽聴いてなかったかもしれない。
世の中的にはモーニング娘。とかGLAYとか流行してるんだけど、自分の親が特にそういった楽曲に関心がなくて、ずっと90年代前半以前のアルバム聴いてるみたいな。

能動的に音楽に手を出し始めるのは中学生以降だったし。

B'z - ハピネス(1997)

B'zを多少なりとも愛聴している方なら、「なんでハピネス!?」となるかもしれない。
ハピネスはB'zの9thアルバム「SURVIVE」初出の楽曲でシングル・カットはされていない。どちらかというとマイナーな曲だ。ドラマ「ガラスの仮面2」のEDタイアップ曲である。

私は本曲を、2002年に発売されたバラード・ベストアルバム「The Ballads 〜Love & B'z〜」で知り、この曲いいな~と感じ、以降オッサンになるまでずっと聴いている。ちなみにこのアルバムは母が生協で買ってくれた気がする。生協でアルバム買うの面白すぎるんだよな。

特に下記の歌詞が良いと思いませんか。

今日も日は暮れ 絶えぬ人の群れ
ふらつきながら がんばっているよ
楽しい歌だけ 歌いながらね
歩いてゆこう

B'z - ハピネス

この歌詞を良いと思う小学生嫌すぎるな。

高校時代、めちゃくちゃB'zが大好きな軽音部の友達がいたんだけど、ハピネスが好きって話をしたら「ハピネス!?」ってめっちゃ驚かれたし喜ばれた。変態しかいない。

ポルノグラフィティ - アゲハ蝶(2001)

メジャーデビュー曲が「アポロ」で、しかも一発屋になるどころか売れ続けて、今やKing Gnuのボーカル・井口理らからリスペクトされ続けている広島の兄ちゃんバンド、ポルノグラフィティ。

ポルノ!? すわ、キャッ、のび太さんのエッチ! なバンド名だが、その由来はUSのロックバンド・エクストリームの2ndアルバム「Pornograffitti」(1990年)から。
どうでもいいけど、アポロが1stアルバム「ロマンチスト・エゴイスト」よりも売れてしまったため、しばらく「アポログラフィティ」とか誤って呼ばれることもあったらしい。
アポログラフィティの1stシングル「ポルノ」の世界線もあったかもしれんな……。

本曲は6thシングルで3rdアルバム「雲をも摑む民」に収録されているが、私はシングルで買った。
このシングル、ジャケット裏の写真にはメンバーが写っているのだが、ボーカルポジションにピンボケした女性がマイクスタンドを握っており、昭仁さんはなぜか後方でコンガのような打楽器を叩いている。
このため一時期、純朴な少年時代の私は、ポルノグラフィティは4ピースバンドで、実はボーカルが女性で(?)、昭仁さんはコンガ担当だと思いこんでいた。バカすぎ。

Bon Jovi - These Days

未だに大好きなBon JoviのThese Days。好きすぎて二次創作した。

好きなものを混ぜるな

なんでこんな曲知ったのって話だが、2001年にワーナーミュージックから「スーパー・スターズ~シンプリー・ザ・ベスト」というミリオンセラー・オムニバスアルバムが発売され、それに収録されていたのだ。これも親が生協で買ってた気がする。生協はTSUTAYAじゃないぞ。

サウンドもいいが歌詞もいい。たとえばこんなフレーズだ。

His momma said he was crazy – he said, “momma, i’ve got to try
Don’t you know that all my heroes died?
And i guess i’d rather die than fade away.

Bon Jovi - These Days

「フェードアウトするくらいなら死んだほうがマシだよ」という歌詞は、幼心にもなにか感じるものがあった。


長くなったので今回はこんな感じで。
次回は中学生編。

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