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お題「好きな光」で、何を描く?|会話ログ#30



お盆の暮れ。神社のお祭りに行き、たくさんの提灯が暗闇に灯る夏の夜を満喫したosiとしづむです。創作意欲が湧いたわれわれは、提灯から派生して「好きな光」をお題に何か描いてくることにしました。


お題
 「 好きな光 」


『隣の席のふたり』
日々の思ったこと、楽しかったこと、挑戦してみたことを、仲良しのふたり【osi = デザインする人】【しづむ = 漫画を描く人】が話します。(水曜日更新)


osiの「好きな光」は……


「 高速道路の照明 」


osi:

「好きな光」ってお題で考えてて、あれ好きだなって思い出したのが、高速道路の照明。
夜ドライブする時とかに、気がつくといつもちゃんと眺めてるなって。
なんかカワイイ形した照明がリズム良く流れてくるのが好きです。
多分潜在的にずっと好きだったとは思うんだけど、明確に良さに気づいた瞬間があって、それがJacques Tatiの『Playtime』っていう映画を見た時。
空港への道路に照明がつらなるすごく印象的なカットがあって、「うわ、良い。」ってなった笑
それ以来余計に意識して見るようになったと思う。

参考
https://filmarks.com/movies/4223
https://www.atlasofplaces.com/cinema/playtime/

しづむ:

osiさんの新しい絵が見られて嬉しい。
普段なら見過ごす道路の明かりを好きな光として挙げててなんかはっとさせられた。確かに好きだな、って。
建造物とかモニュメントみたいな不思議な雰囲気もあっていいよね、この照明。
「好きな絵」をお題にするきっかけになった提灯の明かりとはぜんぜんジャンルが違う人工物の光をチョイスしたのも面白い。
osiさんの絵だと植物っぽさ(ヒカリゴケみたいな)もあって味わいがあるね。背景の夜の色選びもいいなぁ。


しづむの「好きな光」は……


「 髙島野十郎『蝋燭』の絵 」


しづむ:

漫画を描く人間なので、プレゼン漫画(?)にしてきました。
実際の光じゃなくて油彩画で描かれた絵です。
髙島野十郎の蝋燭の絵は、ちょっと前に福岡県立美術館で実物を見て好きになりました。
絵自体もよかったんだけど、感謝の贈り物のために描かれた絵……というのがとても印象に残ってた。わたしもこんな風に感謝を伝えたいよ!!と思わされました。かっこいい。
絵の蝋燭は消えずにずっと燃え続けることができるから、その意味でも、ずっと見ていられる絵です。

参考
Google「髙島野十郎 蝋燭」検索結果

osi:

この蝋燭の絵の存在を初めて知りました。感謝の気持ちを表すものに蝋燭を選んだ野十郎の感覚がなんか好きだなぁとほっこり。「好きな」光ってお題だと、自分のエピソードになりそうなのに、こうやって私の知らなかった誰かの話を体験させてくれたところが、なんだかしづむさんらしいチョイスだなって思った!髙島野十郎の健気さを知って癒されました。
せっかくなので実物を見に行きたいですね。



去年の冬に始めたこのnoteのマガジンも更新30回を無事迎えられました!
これからも何かをつくる機会として(またはしょうもない雑談を昇華させる場所として……)更新していけたらと思います。
引き続きよろしくお願いします。

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