批評がゲシュタルト崩壊_2023_06_27
最近ツイッターで、ゲームの批評をしている人に対して物申すのをよく見かける
こっちは楽しく遊んでいるのに水をさされた気分になっているのだろう
その気持はわかるが開発者の目線だとこのような批評はとても参考になり、自分が気が付かなかった仕組みや、デザインの妙が言語化できるようになるので良い
批評が気に入らないというスタンスは消費者目線だと同意できるが、開発者目線だとそれは改めたほうが良いと思う
求めてもない批評にさらされるのは辛いが、それはモノを作って発表する以上避けることはできない
もちろん何を言っても良いという訳では無いし、攻撃的な文体の批評は不愉快な気持ちにもなるし、全然的を得ていない場合もある
ゲーム開発で批評を聞くに値するかどうかは、批評している人がどのような立ち位置で批評しているかも見極める必要がある
なので批評はすべて受け入れるのではなく、納得できて取り入れられそうなものを取り入れらればいいと思う
そもそも「AというものがBなのでこれは良くない」という批評は一見、的を得ているように思えても、「Cという部分があるのでそうなっている」、「AがBでなければDという別の問題が発生する」、「技術的な問題がある」のようなことがある
他のゲームの批評を読むのは自分でゲームを作るときの参考にもなる。普遍的な面白さやアンチパターンが知識としてストックされるからだ
なので受けた批評に対して正しく反論ができるか?という部分を個人的には大切にしている
さらに会社勤務のクリエイターの場合は批評する能力が必要だと思う
なぜなら、企画を責任者やパブリッシャーに対して説明する場面があり、その企画の内容に対しての重大な責任が発生するためである
そのため、その企画に対する批評的な目線は絶対的に必要だと思う
適当に作ってクソゲーになってしまった場合、大きな損害を被ることになるからだ。最近のゲームだとザ・ロード・オブ・ザ・リング:ゴラムとか…
IPや会社のブランド、ユーザーの信用を裏切ることになり、給料が下がったり、自分のキャリアにも傷が付く可能性がある、
「えっ?あのクソゲー作ったのお前なんだwww なんで作ってる時に何も思わなかったのwww」的な批評を通して感覚やデザインを言語化する能力は自分を守る為にも必要だね~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?