アイデアは本当に空から降ってくる
今日もショートネタとして、簡単な日々のことを。
毎度のお断りですが、私は衣食住のコンサルティングを生業としております。
私の仕事のスタイルは、自分なりに徹底的に深い部分と、その他大勢の広く浅い分野、ただのミーハーなレベル感のものまで含めて、それらをうまく組み合わせることで成り立っていると思っています。
で、比較的最近の仕事は、すべては決して深くはないが、幅広さを下敷きにし、それを組み立てて提案するような内容が多いです。
昔はその徹底的に深い部分にこそニーズがありましたので、ある意味ではレールの上に乗ったコンサルティングが求められるというか、多少のイレギュラーはあるものの、
実はほとんど筋道は決まっていて、アイデアを考えるというよりも、深く追求する。時間をかけて熟考する。ということに重きをおいていました。
また、同じようなことをやっていた諸先輩方もたくさんおりますので、先輩方のロジックを学び、少しアレンジして進める。というケースも多く、そこに新たなアイデアというのは、あまり必要とはされていませんでした。
でも、時代は変わってきた
成功事例のそのままのモノマネや、売れている企業の仕組みをまんまスライドするようなことを望んでいる方は少なくなりました。
同時に、私自身も「成功事例のそのまま導入」で成果が出る感じが、まったくもってしない、というのが本音のところです。
なので、私は特段の必要がない場合は、自分からは過去のコンサル成功実績や他社の事例を語ることはしません。「●●●●はどうやってやっている(やった)んですか?」という質問が出たときのみ、守秘義務範囲でお答えするようにしています。
もちろん「昔●●●●のブランドのコンサルをやっていたんですよ」には、信頼感や安心感を与える効果はありますが、その後に何を為すかのフェーズの重要性が大きく高まっているように思います。
タイトル回収します
そんなこんなで、進め方や戦略アイデア、分析の仕方など、過去の経験値はもちろん生きては来ますが、それぞれのクライアントに合わせた提案が必須になってきており、そうあるべきだと感じています。
「アイデアが空から降ってくる」というのは、「ひらめいた」に近いです。
僭越ながら、独自の仕組みをクライアントに合わせていくつか導入をしてきましたが、提案内容を筋道を立てて考えていっても、いつも行き詰まるんですよね。
実際に過去、提案し導入いただき、成果が出た仕組みは、
1位:ベッドの中
2位:車の中
3位:晩ごはんの最中
降ってきたアイデアが元になっていますね。
で、ベタですが「いいこと思いついたー!」となるんですが、「いいことを思いついた!だけを覚えていて、中身を忘れている」ケースも多かったです…
流石に今は、色々メモツールがあるので、取りこぼしは減っていますが、一晩寝かせたあとの、「何じゃこのアイデア…意味不」も醍醐味です。
では、また。お読みいただきありがとうございました。
コジマサトシ/トナリコネクト