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働くことに疲れたら「海が見える家」はらだみずき
こんばんは、となカエです。
この前読んだ「宙ごはん」と雰囲気が似てる。
日常系。
めっちゃ感動!!泣ける!!
ってものではないですが、心に染み渡る小説でした。
kindle unlimitedで読みました。
作品内容
のこされたのは、丘の上の海が見える家。
苦戦した就活でどうにか潜り込んだ先はブラック企業。
働き始めて一ヶ月で辞職した。
しかし、再就職のアテもなければ蓄えもない。
そんな矢先、疎遠にしていた父親の訃報が飛び込んできた。
孤独死したのか。どんな生活を送っていたのか。
仕事はしていたのか。
友人はいたのか。
父について何も知らないことに愕然としながらも、文哉は南房総にある父の終の棲家で、遺品整理を進めていく。
はじめての海辺の町での暮らし、東京とは違った時間の流れを生きるうちに、文哉の価値観に変化が訪れる。
そして文哉は、積極的に父の足跡をたどりはじめた。
「あなたにとって、幸せとは何ですか?」と穏やかに問いかけてくる、著者新境地の感動作!
感想★ネタバレあり★
疎遠になっていた父の訃報をきっかけに、海の魅力を知っていく青年のお話。
父親の死をきっかけに、父の趣味や生き方を知っていく主人公。
「孝行したいときに親は無し」とは、よく言ったものです。
いつ誰が亡くなっても、後悔はついて回る。
「その時、その当時、精一杯やった」と言えるだけの行動はした方がいい。
仕事に疲れた時にこれ読んだら、辞めたくなる。
仕事なくても、どうにかこうにか生きていけるのかなと。
そこまで必死に、体壊してまで働くことないのかなと。
ただし、独身に限る。という言葉が付いてきそうですが。
そしてこの主人公の姉が、めっちゃリアル。
作者さん、姉がいるのかな?ってレベル。
姉ってそんな感じ!!って共感できます。
風景描写が上手くて、目の前にその風景が広がります。
好きな世界観で、優しい文体。
疲れた時に手に取りたい1冊。
関連書籍・商品
シリーズ化されてて、2023年9月現在で4冊あります。
今2冊目読書中。
ビールは、キリン派です。
期間限定のこれ、美味しいです。
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