寸止めで、いつも、恋してる。
寸止めで、いつも、恋してる。
私の恋は、いつも〝寸止め〞。
周囲の人が考え及ばないようなところまでを深く深く思い悩む私は、実は、誰とも愛を交わしたことがない。
その胸に思いを留め、相手の方へ伸びた石橋を叩き壊して遠ざかる。
これがいつものパターン。。。
私は常に、私の現実をどこか傍観している。
〝無理〞。。。そぅ、思ってしまったから。
自分に許可を出せなかったから。
〝望むようになれない〞と、決め込んでしまったから。
〝望むことさえ無理〞と、思ってしまったから。
私の恋は、いつも〝寸止め〞。
周りは不思議がります。
〝何故、思うままに行動しないのだ?〞と、首を傾げます。
私にとっての〝思い〞とは、けして〝個人のエゴではない〞のだから。
思うままに行動しないことが、私の、必然であり、当然の選択なのです。
故に、
私の恋は、いつも〝寸止め〞、そうなります。
真剣に、実施で、人を好きになったことがない。
愛に発展したことがない。
誰とも、結び合わせたことがありません。
悪く言えば、全て、程度になかった、と、言ってしまえるし。
もっと言えば、全てにおいて、自身の未熟さがそうさせた、とも言えます。
凄く、凄く、考えるけど、実測の経験不足の私です。
理解に早いのは、現実を知らないから。
実は、私の知らない世界が、どこかに広がっていて。
私はそこを跳ね退けて、底を見知らぬまま、次のステージへ向かっているの。いつもそぅ。
いつも〝寸止め〞な、私ヒロインは、
意外にそそっかしくて、少しおてんばな、やんちゃなお嬢(子供のよう)なんです。
深く考える割に、
弁えるを願いすぎて。
深く知らないまま、
その、〝距離感だけを深くして〞、私はそちこち跳ね回ります。
落ち着いて、腰を据えたことがない。
〝見切り列車〞と呼んでもおかしくない、私です。
私の恋は、いつも〝寸止め〞。
私なりに、バランスを図り、調和を意図し、自覚を覚えて跳ね回る。
不思議な形態の、小さな恋を数重ねていく私です。
今年は、そんな私の姿が、自分にもよくよく観察出来た一年でした。
お疲れ、私。ご苦労さん。
ちょっと。。。大人気ないけれど、素直に頑張ったね。
私の素直は、けして、〝個人のエゴに片寄らないという、一人のエゴ〞によって、成立していることをよく、自覚しなさい。それも〝エゴ〞だ。
けして優しいばかりでない、〝自分こそ正しい〞とする信念が、矛盾を覚えさすことを。よくよく、体験してきましたね。
私は、その矛盾が、〝どこも矛盾にない〞ことを知っている、強気な〝平和主義者〞だけど。
とても、〝己を生き辛い人生〞を選んでいるけれど。
私の〝魂が持つテーマ〞だと思って、この先も。
惑い進むよ。
不思議な、独特のテンポの私。
自分でも見つけられなかった、
ようやく、その姿を捉えました。
か、わ、り、も、の、、、
かぶき者でいきます。2021年。
何一つとして、同じところない人類の、今混沌たる生活圏が、
小気味いい音楽を。いつか、奏でますように。
私はいつも願ってる。
暴走しがちな自身を辛うじて抑え付けながら。
〝寸止めないで、ただぶつかり合うだけの社会〞を憂いて。。。
私の恋は、いつも〝寸止め〞。
その、誰より沸き立つ内心を秘めながら。
それよりもっと大切な、広い世界を見据えて。。。
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