箱根駅伝のコース走ってみた 9区
9区 戸塚〜鶴見
前回8区を走って、最後は戸塚駅でおしまいにしたので、今回のスタートは、戸塚駅から。
9区は、途中から自動車専用道路になるため、歩道がなくなる。前回走ったところが戸塚中継所から1.5キロほど。中抜けしてしまうが、戸塚中継所からのルートを目指してスタート。
国道1号を進み、不動坂という交差点で左から戸塚中継所からの道路がやってくる。横浜新道と分かれた1号線。ここまで下ってきている。東海道線に乗っていても戸塚駅に着く手前にかなり高いところを通っているのが分かる。
左側には工場が続く。いい匂いと思ったら、山崎パンの工場。確かにいい匂いだ。だが、山崎パンは箱根駅伝前日のニューイヤー駅伝のメインスポンサーなので、あまりこの辺りは映らない印象だ。ちょうど下位チームのタスキ渡しもあるからだろう。
平戸立体という交差点辺りから徐々に上り坂を感じ始める。9区の最初の山場は、権太坂。ここへの上りが始まる。
上りではあるが、さほど苦にはならない。序盤ということもあるだろう。すると、両側が木々に覆われた直線に入る。
テレビ中継でおなじみの権太坂のカメラポイントだ。ここで保土ケ谷区に入る。
坂を上り切ると、今度は当然下り坂。途中、権太坂上というバス停があるが、坂の途中にある。
正直、あっけなく権太坂をクリアした感じだ。ただ、レースともなれば、先頭で悠々走れればそんな感じなのだろうが、シード争いなんかしていれば、それどころではないだろう。ただ、ここはまだ無理をしてはいけないところと言えそうだ。
横浜横須賀道路の狩場インターを過ぎると、左側に東海道線と横須賀線の線路が見える。いよいよ保土ヶ谷駅が近くなる。
所々、旧東海道の案内がある。国道からそれる細い道が旧東海道だったりするようだ。
保土ヶ谷橋の交差点を左に曲がると、駅が近くなる。歩道には古めかしいアーケード。飲食店などが並んでいる。
駅前を過ぎると、東海道線、横須賀線と並走する。鉄ちゃんにはたまらないポイントだろう。鉄な選手は気になってしまうのでは、と思ってしまうかな⁉
まだこのあたりは下っている感じがする。
その先の国道16号線との交差点あたりから平坦になり、オフィスビルが増え、横浜中心部へ入っていく感じがする。
京急線戸部駅を過ぎ、以前2区を走ったときに直進的なかった交差点にやってきた。なぜここに歩道橋がないのか、と不思議に思う。2区を走った際に桜木町方向に向かい、途中から保土ケ谷方面に向かうであろう道路を進んでいった。
そんな交差点を横目に、いよいよ横浜駅が近づいてくる。ここが9区最後の給水地点となり、カメラの中継ポイントになる。だが、車道と歩道は離れてしまう。このあたりが給水ポイントだな、と横目に見て進んでいくと、横浜駅改札口というバス停があった。終点のバスターミナル手前のバス停で、電車利用者のためのバス停のようだ。改札口前とはなかなか珍しいネーミングである。
横浜駅前を過ぎ、高速の下から少しそれ上り坂。これまでの国道1号線から15号線に右折する。下って再び高速の下をゆく。
東神奈川駅付近を過ぎると、高速道路がそれていき、沿道はオフィスからマンションなどに変わっていく。
神奈川新町、子安、新子安と京急線の駅を過ぎていく。駅の間隔が短いためか、すぐに次の駅、という印象だ。
比較的直線が多いので、前を捉えやすいコースではある。アップダウンはほとんどなく、前半とはかなり違う印象。
生麦を過ぎ、鶴見線の国道駅を通過すると、鶴見駅が近づき、賑やかになってくる。鶴見中継所が近くなってきた。
鶴見区役所の信号を過ぎ、しばらく進むと、上り坂が見えた。
鶴見川を渡る橋への上り。短いが傾斜があり、最後の踏ん張りが必要なところ。橋を渡り、坂を下ると中継所、というが、意外と中継所への側道入口まで距離がある。
よく、繰り上げギリギリの選手を捉える映像を見るが、鶴見川では2分くらいないと危ない感じだ。
側道に入ると、中継所の目印となる歩道橋が見えた。復路のエース区間9区はここで終わりである。
残すは10区、大手町を目指す走りは、またの機会に。