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SSS 心臓ペースメーカ確認ポイント

SSS。洞不全症候群ですね。

SSS場合、皆さんはチェック中にどこを見ていますか?

今回はチェック時の確認ポイント、Drへの報告に必要な情報についてお伝えします。

チェック中の確認ポイント!SSS編

①ペーシング率

Ap-Vs、As-Vs、Ap-Vp、As-Vpのカウンター。ありますよね。

そのApの割合を確認する。

SSSならApが多め。もしくはAsが多い場合もある。

心臓ペースメーカ埋め込み後の1dayチェック時。

Apの割合が多く、自己レートが50~60で動いている場合は

DDD 60/130→DDD 50/130にしてみる・・・とか。

するとAsの割合が多くなり、患者さん自身の力で心臓が動く。

つまり心臓ペースメーカの力は、ほぼいらず状態となりますね。

②閾値チェック時に考える事

<Aの閾値測定時>

心内心電図上、Ap-Vsの場合、設定レートのまま測定する。

で、AVディレイは伸ばす。SSSはVがついてくる場合が多いから。

無駄打ちを防ぐ。

<Vの閾値測定時>

Vsの場合、測定時のレートを上げて測定する。

例)レート70台の自己→閾値測定時の設定レートは80くらいで測定。

もしくは

設定レートそのままで、AVディレイを自己より短くする。

すると強制的にVpが入るようになるので、測定ができます。

Drはこの情報が欲しい!

ずばり、Ap率の割合。

埋込前、自己レートが50前後で繋がっていれば

1dayチェック時に設定レートを60→50に変更する。→変更前のAp率報告。

3dayチェック日にAp率を再度確認。→レート50に変更後のAp率報告。

といった流れでDrに報告しています。

SSSは、Ap率の確認が重要である。

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