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Why 図書館/library?②〜私の考える図書館の存在意義〜

引き続きお腹が痛いので、ベッドに横になりながら音声入力でこの記事を書きます。前編は私と図書館の関係性について書きましたが、ここからが本当に私が書きたかったことです。笑笑

前編↓↓

なんで最近図書館に興味を持っているのか、その理由を書きたいと思います。

①教育格差是正のための場

私の家は母子家庭で、しかも放任主義なので、勉強しろと言われた事はほとんどありません。というか0かな。成績表も、テストの点も見せなくていいよって言う主義です笑笑

毎日ドロ刑や鬼ごっこに明け暮れていた一方で、いわゆるお金持ちで、私立の学校に進んだ子たちは、ちっちゃい時から塾に行って、たくさん勉強していたと小学生の私でも覚えています。

大学に進んだ今、それを実感する毎日です。やっぱりお金持ちとの教育格差は大きい。小中高と公立に行って、ある程度自分と同じ境遇の人と過ごしてきたので、格差を感じる事はほぼなかったけれど、大学に入ると、自分と生きてきた環境が全然違う人がたくさんいて、正直うらやましいなと思う事はあります。中高一貫校とか、高校生の頃から留学していたとか、ずっと塾に通っていたとか、インターナショナルスクールとか、帰国子女とか…とにかく自分と受けてきた教育が違いすぎる。

でも私にとっての救いは「図書館」です。
図書館がなければ、

「なんでだろう?知りたい!」

と思う好奇心も芽生えなかっただろうし、そもそも勉強好きになっていなかったと思います。

図書館は無料で使えるし、1人10冊まで借りれるし、知識欲を満たす最適な場であると思っています。図書館がなかったら、金銭的に余裕がない人には本を買う余裕もないだろうし、勉強しようと言うモチベーションもわかないだろうし、もちろん塾などには行けないし、学校以外の場で勉強するチャンスもありません。

しかし図書館があることによって、金銭的に余裕がない人でも、良質な情報が本と言う媒体を通して得られるので、私はそこに格差是正の可能性を見出しています。

不平等と言う観点から言うと、経済的不平等だけではなく、ディサビリティーがある人や、日本語が難しくて読めない人に対する情報アクセスの格差是正にも希望が見出せると思っています。

今現在私が1番興味を持っているところは、9歳から12歳ごろまでの子供に対する図書館サービスです。自分の実体験からも、この頃にたくさん本を読んでいたからこそ、知識欲が促進されたと言う経験があるので、もっと多くの子供に、特に教育機会に恵まれない子供に対して、どのように図書館を利用してもらえるかと言う事に興味を持っています。

学校でつまずいて、わからないまま、塾にも行けなくて、誰にも聞けなくて、終いには自己責任と言われてしまっては、本当に残酷です。。図書館がどれほどそういう人たちに対して、セーフティーネットとして機能できるかと言うのは、これから勉強していきます。

②開かれた場

高校の時にたま〜に学校に行きたくなくなって、私が行っていた場所は図書館です。

無料で何時間でもそこに座ることができて、かつ自分の好きな本を読み続けられると言うのは、図書館がセーフティーネットとしての機能を果たしていることの表れではないでしょうか。

一方でこれには疑問もあり、図書館は開かれた場であるはずだけれども、実際問題、日本では、図書館を静かにする場所と言うルールがあるため、大泣きしている赤ちゃんややんちゃな子供を連れて、長時間図書館に居続けるのは難しいのではないかと思います。またホームレスの人たちに対しても、図書館側がどう追い出そうかと画策しているため、「誰に対しても」平等で開かれた場なのかと言われれば、答えは否ですね。

これは①の格差是正の場の議論と関連していますが、移民の人に対しての図書館についてです。日本語の本を読むのが難しい人に対しては、母国語の本が必要だけれど、私の地元の図書館では、古すぎる英語の本ばかりで、正直あまり読みたいとは思わないので、図書館に通うと言うモチベーションが削がれると思います。改善できるところはまだまだありますね。(図書館学を学んでもない1学生が、生意気な口をきいてすみません)
もっと平等性を高めることができるのではないかと思っています。

ディサビリティーがある人に対するサービスも、アイスランドの図書館を見ていると、日本の図書館でも真似できることがたくさんあると思っています。

理想としては、図書館は、
誰に対しても平等で開かれた場」であるべきだと思っているので、「ずっとここにいていいんだ」
と誰もが思えるようにするためには、どうしたらいいのか? これからも勉強し続けたいと思います。

③生涯学習のための場

言うまでもありませんが、勉強は一生続くものです。学校に行っていないからといって、勉強ができないと言う事はありません。そのための教材を提供してくれるのが図書館だと思います。しかも無料で!!

勉強できない自分が悪い、勉強ができない自分の環境が悪い、と自己責任で完結させるのではなく、何歳になってからも、学びたいことがあれば学ぶことができる機会を与えてくれる場が図書館です。

さらに自分の年代では学校で学べなかったことについても、本を通じて学ぶことができると思います。公害が起こる前に学校を卒業したから、環境問題の事は知らなくていいのか?今起きている地球温暖化の事は知らなくていいのか?それは違うと思います。

もっと多くの人にとって、図書館が学習の場になればいいと思っています。

まとめ

今アイスランドに滞在していて、何をするにしても物価が高いので、無料で居続けることができるアイスランドの図書館で1日をやり過ごす今日この頃です。
利用者として使えば使うほど、アイスランドの図書館が大好きになってきています。

今回の記事は図書館全体の事について書いてきましたが、今度の記事ではアイスランドの図書館がどれほど自分にとって魅力的かと言う事について書いていきたいと思います。

bless bless🌱📝

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