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【テレビドラマ感想文 いちばんすきな花 は昔見たあれだ】


今日は久しぶりにテレビドラマ感想文を。
木曜夜10時からフジテレビで放送中の「いちばんすきな花」がぶっ刺さりすぎてという話をしたいと思います。

これを書いている11/24現在、第7話まで放送が終了しております。私の少ない記憶容量のオツムで覚えている範囲での紹介になりますので間違っていたら申し訳ございませんと先にお詫びしておきます。

【主人公紹介】

ドラマのHPにも「男女の間に、友情は成立しますか?年齢も性別も過ごした環境も違う4人の友情と愛情の物語」とある様に、基本4人の主人公という体でお話が進んでいきます。

①潮ゆくえ

多部未華子さん演じる「潮ゆくえ」さんは、妹と2人で暮らしながら学習塾の講師として働いている女性です。
真面目で頑張り屋さんな性格ですが、そんな性格を鬱陶しがれれた経験から、他人に本音を出せず、「子どもの頃から二人組をつくるのが苦手だった」という思いを抱えています。
ですが、学生の頃から1人だけなんでも話せる男友達、「赤田」がいました。


仲野太賀さん演じる赤田


赤田との関係は、恋愛でもなく、気がおけない居心地のいい関係でいられる相手でしたが、ある日突然、赤田から「もう会えない」と言われ、その関係は終わってしまいます。
理由は赤田が結婚する相手が、ゆくえとの関係が許せない(男女で密室で二人きりが許せない)というものなのです。ゆくえは理解できないとしつつも泣く泣く赤田とお別れします。落ち込んだゆくえがふと立ち寄ったお花屋さんで、「おまけ」してもらう代わりに花のお届を頼まれます。
この「お花屋さん」がこの後紹介する春木椿の実家で、お届けを頼まれたのは「春木椿の結婚祝いの花」なのですが・・・

②春木椿

松下洸平さん演じる「春木椿」は出版社に勤める普通の会社員。性格はとにかく「優しい良い人」で、頼まれたことなんでも了解ですって返事してやろうとする健気な人。
「昔から二人組にさせてもらえなかった」と本人回顧でもある様に、その人柄から、誰かの「唯一のパートナー」には選ばれてこなかったという思いが有ります。学生の時も好きな子と二人でファミレスに行けた!と思いきやその子の友達がぞろぞろ現れるみたいな。
しかし、そんな椿も(臼田あさ美さん演じる)純恋と結婚を控えています、ようやく誰かの「唯一のパートナー」になるべく新居も購入、髪も整えようってことで美容室へ行きます。そこで担当として現れるのが、次に紹介する夜々です。

③深雪夜々

今田美桜さん演じる深雪夜々は所謂「美人さん」の美容師。兄弟はいますが、お母さんはどうしても女の子が欲しくて欲しくて最後に生まれた夜々ちゃんをお人形さんのように「ザ女の子」としてかわいがって育てました。本人もその見た目、他者から見る自分を理解していますが、異性からは友人として見てもらえない、それゆえ同性からは妬み嫉みがあるので心を許せる友人がいません。せっかく友達になれそうと思った同僚も結局下心だったことに辟易して逃げだします。
3人との出会いは、「カット担当とお客さん」として担当した椿が、美容室に社員証を落としていったので、お家まで届けてあげる為、椿の家へ向かいます。

④佐藤紅葉

神尾楓珠(ふうじゅって書いてなんて読むんだろうって思ってたら本当に”ふうじゅ“なんですね)さん演じる佐藤紅葉はイラストレーターを目指しているフリーター。ゆくえとは幼馴染?で顔見知り。性格は一見人当たり良く、クラスの中心でグループラインで「同窓会幹事どうする?」で止まったリプに「俺やるよ!」って返す。でも実はそれは本心ではなく、ナンパにいっても声掛け役、コンパにいっても客寄せパンダと陰では言われていたり、都合の良い存在として扱われていることに対して、本心では「たくさんの中の一人」ではあっても「唯一の一人」ではない疎外感を常に抱えています。ある日高校の先生を訪ねていくのですが、訪れたお家が椿が購入したお家でした。

このそれぞれ「2人」になれなかった4人が、ひょんなことから椿家に集まるようになるのですが、掛け合いがとにかく見ていて心地よい。

言葉一つ一つに意味が込められていたり、伏線になっているのですが、難しい伏線とそうでない伏線があってみる人の気付きがあちこちに散りばめられているのがとても良い気がします。私なんかはそうでない伏線のとこしか気が付いていなかったのが、いわうる「考察班」なるもののyoutubeなんかを見るとなるほどなぁと感心することも多いです。

一言で言うと私が大好きだったドラマ「カルテット」なんですよ。

更に納得した理由とつながってはっとしたのが↓

【脚本家 生方美久さん】

このドラマの脚本をされているのが「生方美久」さん。
まだ30歳ながらあの「silent」を手掛けられた脚本家さんだそうです。(すいませんsilentはどうも合わなくて途中で断念しちゃったんですが)
その生方さんが最も尊敬している脚本家が「坂元裕二さん」だそうで、つまりはカルテットの脚本家なんです。道理で。

【主題歌 花】

前にドラマと主題歌の関係について話したことがありましたが、このドラマの主題歌「花」もめちゃくちゃ良い!
特にイントロがカッコいい。テーマである「花」に歌詞もマッチしていてドラマをさらに引き立てている気がします。最近はずっと頭の中でリフレインしていて食傷気味ですw

すでに7話まで放送していて、次が楽しみで仕方ない気持ちと、終わりが近づいている、楽しい合宿が終わるようなあの物悲しい気持ちの両方を抱えながら日々木曜日を待っています。皆さんも興味があればぜひ。今なら見逃し配信で全部見れますので。

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