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NewsPicks -The UPDATE-

NewsPicksにて、先日5月19日に公開された”THE UPDATE”の内容が『観光業界にチャンスはあるのか?』であり興味を持ったため、以下に内容と僕自身の主観をまとめていく。
以下は、無料アカウントで閲覧できる内容である。

概要

コロナショックにおける観光業への影響
・観光業界の損失額は4兆6000億円以上…
・ホテル/旅館 
 新型コロナ関連で全校で30件の経営破綻(5月12日現在)

各業界の中でもホテル/旅館に与えた影響が大きく、自粛期間においても市町村からの自粛要請によって”開けない”のではなく、予約がなく”開けることができない”状態が3月末から続いている状態だと思われる。

各国の動き
・中国
 約7割の観光地が再開。入場にあたりスマホアプリで感染リスクがないことを証明する「健康カード」の提示求める。
・イタリア
 全土で導入していた人の移動制限を6月3日から解除
 EU内の観光客に限り受け入れを再開
・ギリシャ
 7月からEU内の観光客受け入れ再開を目指す

中国が既に動き出していることには驚いた。日本でも他県を渡る際にはパスポートのようなものを提示する仕組みが導入されるかも…というニュースもでている。今では非現実的な事なのかもしれないが、コロナからの脱却を考えると早急に取り入れるべき内容であるとも思う。

ゲスト紹介

今回のTHE UPDATEでは以下のゲストを招き、今後の観光に関して熱い議論を交わしていました。

ゲスト紹介(※省略)
〇木下斉  :エリア・イノベーション・アライアンスを設立
〇Dong Lu  :19年にTakeMePay事業開始
〇星野佳路    :星野リゾート代表
〇龍崎翔子    :L&G GLOBAL BUSINESS / CHILLNN代表
〇篠塚孝哉 :Loco Partners創業社長(元Relux代表)

『マイクロツーリズム』

テーマは【観光業界の今の打ち手とは?】
司会の古坂さんと佐々木さんが各ゲストの話とTwitterから寄せられた意見とを混ぜながら議論を進めていく。

星野さん 『マイクロツーリズム』
・マーケットが戻ってくるのは近い場所から…
・”上げ膳据え膳”…温泉旅館ならではの贅沢
・地域のブランド力を高める

星野さんは各所で『マイクロツーリズム』を提言している。観光地から車で30分~1時間または1.5時間圏内をターゲットにし、コンテンツを組み上げていくということである。
東京を中心に考えても、栃木県宇都宮市まで1時間47分静岡県熱海市まで1時間45分千葉県館山市まで1時間23分であり、温泉地として有名な神奈川県箱根町まで1時間22分である(以下図)。
星野さん曰く、マイクロツーリズムの幅はコロナ消息に向かいながら広がりを見せていくはずである。現段階では、近隣市町村/地元の方向けのコンテンツ、その先には1時間圏内、次には1~2時間圏内とターゲットを想定して行くことが求められる。

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また、東京中心だけではなく各観光地がマイクロツーリズムを発信すれば、名古屋・大阪・福岡など都市は日本国内でもいくつも見えてくる。よりターゲットをはっきりと認識することでコンテンツ創りにも影響されるのではないだろうか。

脱”観光業”

龍崎さん 脱”観光業”
・旅行者が発信できない世の中
・不動産/ケア産業/エンタメ業など他業種に見せていく…
・生活空間のレンタル

生活空間のレンタルという言葉がとてもパワーワードだなと感じた。緊急事態宣言が解除された現在、東京を中心としたホテルまたはゲストハウスは”宿泊”に限定させず、ホテルのフロアを”空間”として使ってもらうプランなどができている。
https://backpackersjapan.co.jp/citan/archives/4030

現在の都市部ではリモートワークが進み、家での仕事ができる環境が整ってきた中で、「もしかして、オフィスいらないんじゃ…」と感じている会社もいくつかあるのではないだろうか。毎回のテレビ会議にも疲れが出たときに、いつもの空間ではなく、ちょっと非日常の空間で仕事をしようという考えもあると思う。

他業種が観光業に取り入れられるスタイルは以前から提唱されていた。特に、龍崎さんはすごい(語彙力低下)
L&G GLOBAL BUSINESSでは自社ブランドを使ったアパレルへの参入、またCHILLNNでは他ホテルと連携し”未来に泊まれる宿泊券”を創造、『ホテルシェルター』として事情があり家にいることが困難な人に向けてホテルという空間を貸し出している。
今後このような取り組みは増えていくかつ、知られていくのではないだろうか。ホテル×映画館、ホテル×美容院、ホテル×…多様な趣味趣向にあったものがどんどん世の中に羽ばたいていってほしい。

『Eコマース化』

Dong Luさん 『国内化+オンライン化』
・飲食店のEコマース化
・18ヵ月※コロナ収束までの時間軸

篠塚さん 『Eコマース』
・旅行業の低空飛行
・Eコマース化 
     従来10年間で5~15%がここ8週間で15~25%UP
・不稼働時間の利用

【Eコマース】Electronic Commerceの略で、電子商取引のこと
   引用:https://www.elite-network.co.jp/dictionary/ec.html

Eコマースに関しては、日々TwitterやInstagramをみていても感じている。また、都市部だけではなく、地方の自治体のほうがパワーが大きいように感じた。各地方の特産品やオリジナル品、地元のコーヒー店やお菓子やなどがオンラインでコーヒー豆やお菓子を売り始めた。オンラインになることで売れる範囲がお店から世界に広がり、購買に関してだけでなく認知としても広がりを見せている。数年前に流行った東京に進出した”アンテナショップ”を感じさせるが、その勢いよりもスピーディかつ分かりやすい。
Eコマースの波は観光産業だけではない、取り上げられていたのは飲食店や小売店、これまでの旅館やホテルが扱っていたトクサ品などである。しかし、アパレルや教育に関してもEコマース化が進んでいる。

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ただ、この波に各業界がうまく乗ることが必要であると思います。特に教育や政治、難しいことは言えませんがオンラインでの授業が開始されたりなど新しい教育体制が生まれようとしていた。解除され学校が始まればこの波にも乗ることができないのだ。

Dongさんや篠塚さん、星野さんからも18ヵ月という期間が口に出されました。コロナが消息するまでの期間、来年の東京オリンピックにを開催するためにもこの18か月でコロナを消息させるのは大切なのです。先が見えていない生活が続いている僕自身にとっても、とても力付けられる言葉であると感じた。”先が見える”ということがどれだけ助けられるか…。



続きは…

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最後に。

コロナ時代中に同生活するかなどの話が多かった中で、コロナが収束する時には…などの話が出てくるだけで若干希望が見えてきたと感じています。ただその希望に向かって正しい道のりを進んでいかなければならない。選択肢が増えていく世の中でしっかりとした根拠を持ち、自分の意見を持ちながら進んでいくことが必要だと感じた。







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