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#2_システムエンジニア出身のデザイナーが「東京ビジネスデザインアワード」で最優秀賞を獲るまでの話【漫画家挫折からのスタート】

前回↓からはじめたシリーズのつづきです。

#1の終わりに、次回は「デザイナーの苦悩」的な記事をと書きましたが、その前にそもそも自分がデザイナーなるまでの経緯が必要でした。タイトルもますます訳がわからない状況ですが…


長たらしいタイトルにもある通り、筆者は昔々はシステムエンジニア(いわゆるSE)でした。

もう少し遡ると、子どもの頃から「絵がうまい」と言われて調子に乗り漫画家を目指すも途中で挫折。。。特に夢もないまま二十歳を迎え、なにか“つくる”ことがしたいという漠然とした想いと、当時はITという言葉が流行りはじめていたこともあり、普通大学を卒業後に“システムを設計する”という理由でSEとなりました。


SEはプログラムを組むだけでなく、クライアントとのコミュニケーションを通じて課題を見つけ、論理的思考でシステムを設計する必要があります。そんな能力を身につけながら数年続けたあとに芽生えたのは、“もっと目に見えるものをつくりたい”という強い願望でした。

自分にとって初めて人生を考えたのがこの時です……おそ!


そこで大きな決断として会社を辞め、SE時代に貯めたお金で専門学校に通い直し、「絵がうまい&真面目そう」という理由で運良くデザイン会社に入れました。
絵がうまい、がここで役に立ちました。

専門学校時代に描いた絵


ただ、その当時で27歳。

年齢のハンデを背負いながらも必死でデザイン業務をこなし、10年前になんとか独立できるまでになりました。本当に言えないくらいハードな環境でしたが…自分にとってはハンデを埋めるための最後の手段でした。

今は情報がたくさん溢れているので独学でデザインできる人が増えていてとても良い環境になりましたね。


そしてようやくデザイナーとして一人前になり、さまざまなデザインをしていく中で少しづつ自分にとっての苦悩と新たな願望が芽生えはじめていました。
それは多くのデザイナーが感じていることかもしれません。

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ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回こそ「デザイナーの苦悩」を書きたいと思いますので、よろしくお願いします。


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