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ヒトがウゴく

社会の営みの尻尾の先の
取るに足らない一部を担い
同じ場所に通い大体同じ時間を過ごし毎日少しだけ何かを成せば
生糸のような
繊細な傷の重なりが
僕の中の
僕を削り出すだろう


僕の中に
こんなにも居座るものは何だ

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