TOMSUCK

1990年代の東京テクノシーンの勃興を目の当たりにし、今もなお心をゆすぶられる音を探し…

TOMSUCK

1990年代の東京テクノシーンの勃興を目の当たりにし、今もなお心をゆすぶられる音を探し続けています。自称、本籍はトランス、住所はサイケ、グルーヴはハウス、魂はテクノのレイヴ民。元ガバっ子。90年代テクノパーティー「X-TEND」主催。2023․9月にVRデビュー。

最近の記事

ゴアトランスどうやってMixするの問題その2。やっぱり昔のMixCDからヒントを探ろう。

ゴアトランスMixCD、"Dragonfly Presents 'A Voyage Into Trance' Mixed By Danny Rampling"を解析してみる。前回の記事で「ゴアトランスは必ずしもビートMixが至上という訳ではなく、イントロMixも選択肢としてあり得る」程度の解答を導くことはできましたが、Mixのアグレッシブさが乏しく、現場と違うんじゃない?という印象はぬぐえませんでした。 しかし、今回も懲りずに、Dragonflyから出たDanny Ramp

    • ゴアトランスどうやってMixするの問題その1。とりあえず昔のMixCDからヒントを探ろう。

      名作ゴアMixCD、Dragonfly Presents 'A Voyage Into Trance' mixed by Paul Oakenfoldを解析してみる。本題に入る今回、取り上げるのはゴアトランスの名門、DragonflyのMixCD「Dragonfly Presents 'A Voyage Into Trance' mixed by Paul Oakenfold」です。たぶんこれが自分が初めて買ったゴアトランスのMixCDだと思います。 当時、ゴアトランスのMi

      • ゴアトランス。なぜこうなった?

        そもそも昔のゴアDJはどうしていたのか。ゴアトランス発祥の地、インドのゴアではDJたちはどんなスタイルでDJをしていたのでしょうか。 ゴアトランスが誕生する以前の1980年代ごろのゴアでは、ニューウェーブやEBM、アシッドハウスなどがプレイされていました。 暑いゴアの野外パーティーでは、レコードは熱で曲がったり、塵・ホコリで溝がダメになるため、レコードよりも熱や塵・ホコリに強く、デッキで再生速度(ピッチ)が変えられ、ダビング可能なカセットテープがDJで使われていたといいます。

        • TOMSUCK!誰なんだお前は。

          こんにちは。自分は、DJをやったりクラブや音楽イベントに遊びにいったりしているTOMSUCKと申します。 1990年代、多感な学生時代を東京で過ごし、テクノシーンの夜明けを目の当たりにしたことから大いに感化され、アラフィフになった今も心をゆすぶられる音を探し続けています。 DJとしては高円寺Caveを中心に月数回、マイペースにDJを行っています。テクノやハウス、サイケデリックトランスなどを中心に、パーティーのカラーやタイムテーブルにあわせていろいろなジャンルをプレイしています

        ゴアトランスどうやってMixするの問題その2。やっぱり昔のMixCDからヒントを探ろう。