東京地下鉄(9023) IPOの概要などなど
こんにちはともぞーです。
ずっと上場が期待されていた東京地下鉄(東京メトロ)がやっと上場するということで期待していた人も多いのではないでしょうか?
昨日当選発表があり、私は200株当選🌟300株補欠当選☆いただきました。
注目度も高いので同社の業績等を確認したいと思います。
IPO概要
概要
当選本数(国内):2,324,000本
発行価格:1,200円
ロックアップ:180日
売付け(親引け):東京メトロ従業員持株会11,620,000株
公募株は無く、すべて既存株主(財務大臣、東京都)の売出し株のみになります。
成長に向けた増資では無く、ニュースでも取り上げられているように、東日本大震災の復興資金に充てるとのこと。
同業他社との比較
○東京地下鉄
・時価総額(公募価格ベース):7,111億円
・実績PER:15.37倍
・実績PBR:1.06倍
・予想配当利回り(公募価格ベース):3.34%
・ROE:6.92%
・自己資本比率:33.0%
時価総額上位の他私鉄と投資指標を比較すると割安、配当利回りは高いことが分かります。ROEについては6.92%と、資金効率はあまり良くないと言えます。
事業
東京地下鉄は①運輸業②不動産業③流通・広告事業の3つのセグメントで構成されており、好業績の私鉄は不動産業で稼いでいるといわれがちですが、同社は約91%の利益が運輸業としっかり本業で稼いでいます。
私も東京へ行くときは必ず東京メトロを利用しますし、山手線や新幹線と直通しており非常に便利です。
東京は先数十年はまだまだ中心都市として機能すると思うので中長期的にも事業が安定していると感じています。
業績・財務
業績
コロナ禍には減収赤字と辛い時期がありましたが、第20期は第19期に比べ大幅増益。第21期の1Qは高進捗と調子が良いことが分かります。
営業利益は驚異の17.0%。鉄道業界は低利益率のイメージがありますがさすが東京と感じました。
財務
自己資本比率:33.4%
有利子負債比率:1.67
利益剰余金:544,620百万円
①営業キャッシュフロー:+
②投資キャッシュフロー:ー
③財務キャッシュフロー:ー
①ー②:+
鉄道業界は借り入れが多く、自己資本比率、有利子負債比率は悪化してしまうためこれらの指標は致し方ないと思います。
キャッシュフローは非常に綺麗で計画的にキャッシュが使えています。
最後に
当選本数が2,324,000本と驚異的な売出し数ですが、国、自治体の売出しなので一般的なイグジット案件ではないと思います。公募価格も指標的に割安と感じるため、IPO当選した方は初値で損することは無いのではないのでしょうか。(今の地合いが続けば)
なお、公募価格ベースの時価総額は約7,000億円と2024年としてはトライアルHDを抜いて圧倒的1番の大型上場。
直近で言うと2018年のソフトバンク(キャリアの方)の7兆円に次ぐ規模、というと中々のインパクトがあるのではないでしょうか。
個人的、初値予想は強気にみて時価総額1兆円越えの1,700円。株主優待もあるため、セカンダリで欲しがる人を見据えて買いが殺到することを期待しています✊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?