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博士1年目中間地点

※本投稿は下書きにあったものをまとめて吐き出していますので、3回分の投稿が入ってます。

3月上旬 電車の窓から

今日は土曜日。パリに向かってます。電車の中で少し整理をしたくて、書いています。2月の目標は「自分に期待しない。一生懸命やる。」でした。初期に想定していた実験がうまくいかず、方向転換することになりました。実験のうまくいかなかった、失敗というのは必ずしもネガティヴなものではありません。今回のチャレンジに対して、何がクリアすべき課題でどれくらい時間がかかるかを知ることができました。

振り返ると半年でいろんな経験をしてきました。山奥でハイキングしたりワークショップに参加したり、フランス東部を旅行したり、冬のアルプスでスノボができたり、ラクレットをみんなで囲ったり、毎週金曜にそれぞれの国の料理をもてなす会をしたり、たくさんの人と関わり、助けられ、思い出ができてきました。これから夏に向けても周りの人との関わりを大事に毎日楽しく研究に取り組んでいきたいです。

2024年に入って、締切や初めてのチャレンジに心身に負荷がかかっているように感じます。これはちゃんとチャレンジできている良い証拠であると同時に「休憩の取り方」が少し下手になってきています。集中が切れる前に上手に休憩をとりながら没頭する時間を1日の中で増やしていきたいです。

3月中旬 全部自分

3月少し疲れ気味でウダウダ考える時間が長かったけれど、春の訪れとともに少し心が晴れてきました。ライトグリーンの芝と桜の木が朝日に照らされてるところを自転車で通るのが好きで、ラボまで行く道に太陽からエネルギー吸収しています。ランチはテラスに机と椅子を出し、忙しいはずのみんながゆっくり語らいながら食べる。研究なんてやればキリがないのだから、淡々と過ごす中で一生懸命考える。週末は卓球したりカードゲームで遊んだり(ルールを覚える方がプレイ時間より長い時ある)ビールで乾杯したり、この人たちと同世代で良かったなと思える仲間がたくさんいます。

幸運な人はそのことに気づける人だというように、自分も忙しいトンネルを抜けて少し気づきはじめました。改めてここまで関わってくださった方々に感謝です。

自分の価値観にばらつきを感じ、何かを捨てそうになりましたが、『全部自分』だと気づきました。そう思えたらなんでもありな気がして心が軽くなりました。『自分で選ぶ』こともしていいんだなあとへんな気づきもありました。お世話になった人のために道を選ぼうとしていたからです。

ふと中学の野球のときの練習を思い出しました。監督は「具合悪いなら休んどけ。グラウンドに立った以上は用意できているとみなす。」そのようなことを言いました。そのフィールドに立つことを自分で選ぶことが大事だと改めて気づきました。自分で選ぶから、自分のために選ぶから、周りも応援してくれる。自分を犠牲にして嫌々やってる人を見て気持ちいい人なんていない。そんなことを思うわけです。

だからもう一度素直になる。自分で選ぶ。
ワクワクする方を選ぶ。そうすることでもう一度自分を好きになれるのではないかと思っております。

4月1日 3言語

もしかしたら割とユニークな体験をしているかもなということで、普段の言語との向き合い方を書いていこうと思います。私はいまフランスで博士課程1年目の学生として、給料をいただきながら研究したり単位を取ったりしています。

日本語との付き合い方

リモートでイベント運営などを行う機会がよくあるので、日本語も結構使ってます。留学当初は語学のために、日本語を切り離して、触れる機会を減らそうとしていましたが、今はあまり気にしていません。YouTubeに関しては日本人クリエイターのチャンネル登録を減らしたりしてますが、ゼロになったわけではありません。理想は必要最低限の日本語で、そのほか英語かフランス語っててのが理想でした。語学のための留学ではないけれど、もう少し考えた方がいいのかな。ただ、デメリットばかりではないと思います。言語は思考のためのツールであり、今もその恩恵を享受しているからです。日本語に研究も生活も助けられる場面があります。

研究およびラボでの英語

僕にとっての英語は世界中の人と話せて、世界中の文献が読めるツールです。英語のおかげでフランスで研究を続けることができていますし、日本語にはない直接的で論理的な表現ができます。また笑いのニュアンスも違ってて言葉遊びや比喩、擬人化などが楽しいなと感じます。ネイティブとの会話の機会は少ないので、あくまで第二言語同士としての英語ですが、お互いが「必ずしも通じるとは限らない」と思ってるからこそのコミュニケーションのニュアンスが生まれてると思ってて、思いやりを持つきっかけにもなっているかもしれません。ただ、もっと自然な英語を身につけるために英語圏に住んでみたいという思いはあります。(手軽な方法だと映画とかで身につけるべきなんだろうけど、それは苦手なので、、)

日常とフランス語

フランスに住んでるので、当然フランス語は生活で必要になります。日本でDELF B1をギリギリ取りましたが、当然まだまだ使えるレベルとは言えず、苦戦しております。ただ限られた時間の中で、「単語や表現を増やす楽しみ」は大事にしていて、わからないこと・気になったことをすぐ調べたり、普段目にするものを知るように心かげています。少なくとも、修士のときに留学したときよりは身の回りで起きていることを認識して、使える場面も増えたなと感じています。言ってることが徐々にわかっていく感覚は"パズル"の感覚に近くて、もう1〜3段階あがれば(だいぶざっくり笑)、脳内に意味が流れるため、意識しなくても勉強できる状態になると思ってます。(英語はYouTubeで聴き流せばトレーニングになる感覚があるので、フランス語もその状態を目指してます)

あとは長期で考える

留学するとなると期限があって、あたかもその期間に全て身につけなければいけないという感覚を持つと思います。もちろんちゃんと準備されてる方は留学前に身につけていることでしょう。ただ、別に人と競争しているわけではないので、自分の中でそれぞれの言語を大切にしてあげることが大事だなと思ってて、60歳になってやっとフランス語喋れるようになったとしてもそれは僕にとって素晴らしい人生だと思うんです。いろんな考えがあるだろうけど、マイペースな自分だからこそできることがあるし、続けていれば良いことあったりします。この文章の目的もよく分からんくなってきましたが、明日も生きてればいぃって感じでのんびりいきます。

てな感じで吐き出させていただきました。
また吐き出す日までボチボチ頑張ります。

公園
卵と赤ワイン的なやつ
トマトの赤さになぜか感動した日にとったやつ
ルール理解するのに1時間くらいかかって、
プレイ時間とほぼ同じだったやつ。
カードゲームカフェ的なとこで。
平日の昼に数人でランニングしがち。
ラボにシャワールームもついてる。
肉眼で見たらもっと綺麗だったけど、
写真の解像度が追いついてないステンドグラス

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