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いろいろな「客観視」

こんばんは。

noteを始めてまだ2ヶ月経ってないらしいです。毎日どこかしらでnoteのことが頭の片隅にあるので少し意外でした。

投稿する時間も様々ですが基本書き上げるのは夜中の謎に作業が捗るあの時間。
一本書き終わって「よし明日の練習ではこれするぞ!」みたいにアドレナリンが出まくることが多くてそれはちょっと悩みどころですが。


さて、そんなnoteの影響もあってのことですが、ここ最近楽器を吹くときはできるだけ毎日録音、録画を残すようになりました。

なにも今になって初めてやりましたってわけではなく、今までも録音して自分の演奏を客観的に見る手助けとして活用はしていました。

でも大体それって、個人練習のときであれば今から曲通すぞ!ってときだったり、ここの旋律を自分がどんな風に吹いてるか確認しよう、だったり。
リハーサルのときは録音回しっぱなしにしたりもしますが、基本ピンポイントで録音をすることが多かったように思います。

最近やってるのは、何十分という単位で録りっぱなしというものです。
ましてや個人練習で録画なんてことはあんまりしてきたことがなくて。

録音が有益であることは客観的に聴けるという意味でなんとなく理解していただけるかと思いますが、それに加えて「演奏している様子を映像に残す」というところに結構面白みを見出せていたりするので、今回はそのあたりのお話しを。

録画をするようになって、自分の気付かなかった癖に気付けたのがなにより面白いところでした。

演奏面はもちろんなんですが、そこはある程度しっかり音に集中して練習してますから想定内であることも多いです。

それよりも吹いているときの姿勢や動きの癖、これが想定外のことが多くて…。

赤裸々に書き出すのもなんだか小っ恥ずかしい感じがしますが、例えばこういうフレーズだと左半身に力が入っているだとか、ピストン(指でおさえて音を変えるところ)の動きが激しく指に負荷がかかったときは腕を振る癖があるとか、いい響きのところにハマらなかったときは瞬きが多くなるとか…いや、恥ずかしいですね…。

昔「吹いてるときすごい苦しそうな顔してんのやめた方がいいよ〜」と言われたことがありまして、これでもだいぶ改善した方なんですがまだ癖残ってるんだな〜と思うなどしました。
(ぶっちゃけ苦しそうな顔はパフォーマンスとして映えるときもあるし全然アリだなとも思いますが…)

「吹いてるときの見た目なんてどうでもいいじゃないか」と思われる方もいるかもしれません。
でも敢えてビデオを撮ってる理由がありまして。

まず一つ、もちろんメインは音であるとは言え、聴き手は目の前に奏者がいる以上視覚情報として絶対に奏者が意識の内に入り込んでくるというところです。

視覚情報が演奏を後押ししてくれる時もあれば意識が分散してしまうこともあると思うのです。

例えばさっき「苦しそうな顔はパフォーマンスとしてアリ」といいましたが、いかにも穏やかな曲調でリラックスして聴きたいときにふと奏者の顔が目に入ると…みたいなことも起こり得ますよね。

少なくとも管楽器は、気持ちよ~く吹いているようでも実はめちゃくちゃハードなことをしていたりなんてことも珍しくないので難しいところではありますが、いくら音が最優先と言えどビジュアル的な側面も完全に捨ててしまっていいところではないと私は思うので…。

まあそうは言っても今までは「頭の片隅に~」くらいの感覚だったんですが、それこそ最近は映像に残ることも少しずつ増えてくるとそういったことがやたらと気になりはじめます。
そんなときに「せっかく音録るならビデオもアリだな」と思い立ったのがきっかけでした。


そしてもう一つ。
若干ニッチな話題になってくるかもしれませんが、「ちょっとした動きであっても音に影響を与える可能性がある」というところです。

突然ですが皆さんの出身校に吹奏楽部はありましたでしょうか。
世間ではよく吹奏楽部のことを「体育会系文化部」だなんて呼びますがまさにその通り。
私も吹奏楽部時代は、部活が始まって一発目に腹筋腕立て校舎周りの走り込みをした記憶がありますが、楽器を演奏するのは目に見える以上に体のいろんな箇所を使っています。

例えば寝違えた日だとか筋肉痛のときにそれを実感したりします。
普段は使っている意識のないところが、普通に生活を送る分にはそこまで痛まないのに楽器を吹くときに強く痛んだり。
だからこそ管楽器を吹くときはリラックスして~なんて言われることが多いのでしょう。

本番で知らず知らずのうちに体が緊張していて、翌日朝起きたら背中全体がすごくこわばっていたり、同じく顔の筋肉が緊張した状態で吹くことでなんだか狭苦しい響きになったり、然るべき筋肉を使わずに指の力に頼って楽器を吹いてしまうことで手を痛めたり。
これ全部自戒です。全部経験あります。

こういったことが映像越しに自分を観察することで解決の糸口になったりするもので…もちろん解決と言っても見つけた問題点を改善するプロセスにもう一苦労いるのでそんな簡単な問題じゃありませんが。

ここが痛いだとかいう身体の変化には映像がなくても気付きやすいですが、「意外とここ余計な力入ってる?別に脱力してても吹けるのでは?」みたいな部分をあぶり出すのには映像はもってこいだなと感じております。

最近はそんなことをやってますので、いい感じのテイクがあればYouTubeに演奏動画も投稿していこうかと考えてます。

ということでさっそくですがショート動画をひとつ。

昨日のたなばた配信で演奏した酒井格さん作曲の『たなばた』という曲からユーフォニアムのソロを抜粋。

曲中でアルトサクソフォンとユーフォニアムのソロによって、織姫と彦星の再会のシーンが描かれています。私は彦星です。

実は私、作曲者の酒井格さんと出身地がほど近く、この一帯は七夕伝説にゆかりのある地だったりします。
酒井さんもそういった経緯があってこの曲を作曲されたんだとか。
勝手に親近感湧いてきてしまいますね。

そんな感じで。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。また次の記事で。


【出演情報】

7/23(火)19:00開演
大阪コンサートブラス 第26回定期演奏会
2ndバリトンでエキストラ出演
※私個人のSNS(noteから飛べます)のDM等でもチケットご予約いただけます。

8/24(土)14:00開演
オオサカン昼下がりの音楽会シリーズ アンサンブルコンサート『ローブラスアンサンブル〜てんこ盛りローブラス〜』
※私個人のSNS(noteから飛べます)のDM等でもチケットご予約いただけます。

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