精神症状とアルツハイマー
認知症という病気は色々ありますが、共通の定義がありまして、生活に支障が出るほどの記憶力低下や判断力の障害があると認知症と診断されます。
なので、脳に異常が出ても、記憶力や判断力なんかが問題なければ認知症とは言わないことになります。
認知症で一番多いものは、アルツハイマー型認知症というもので皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれません。
脳にアミロイドやタウといったタンパク質(ペプチド)がたまって神経細胞にダメージが出て、記憶力や判断力が低下する病気です。
しかし、脳にこのような異常が出てから記憶力や判断力が低下する認知症の状態になるまで、かなりタイムラグがあります。
実は20年くらい前から、脳に異常は出てるんですね。
この場合は、記憶力などは正常なので、アルツハイマー型「認知症」とは言わず、アルツハイマー病とだけ言ったりします。
今回は、このように、アルツハイマー病の異常が脳に出てきているけれど、まだ記憶力は問題ない、認知症になる前の状態の人の研究をご紹介します。
中国の研究ですね。
先ほども言ったように、アルツハイマー病の異常は、脳にアミロイドやタウがたまることですが、こうした脳の異常は検査で調べることができます。
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