今話題の小学生の全国大会(勝利至上主義)の是非について
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今話題の小学生の全国大会(勝利至上主義)の是非について

先般、柔道界が決断した小学生の全国大会の廃止
当たり前ですが、満場一致なんて世の中にはなく、賛否が出るのは想定内だと思います。

大事なことはきちんとメリット、デメリットなどを理解した上での判断や意見であればいいのですが、どうも言葉やイメージが先行している傾向があるように思えます。

まず、私見としては、小学生の全国大会については、下記に詳しく論じますが、大人(指導者、保護者)が対象年齢の成長や必要な学び等を理解し、相応のアプローチ(指導・教育)が担保でき、つまり、言うところの「勝利至上主義」を脱せるのであれば、開催しても良いとは思います。

現に、私は小学生の頃から全国大会やトッププレイヤーを目指してスポーツに打ち込む子供アスリートでしたが、大人(指導者、保護者)に自分の考えや意思がなく、大人の言われるがまま、強制されたことは一切なく、常に自ら考え、意見、主張ができ、毎週末の練習が楽しみで仕方なく、もっと長く練習したい、帰りたくない欲求の塊だったことを未だに鮮明に覚えています。ただ、これが言えるのは、理想の大人(指導者、保護者)、理想のチーム、理想の指導環境、そして理想の両親だったからです。

一方で、現在もスポーツ界で問題となっている大人(指導者、保護者)の方に改善がなく、子供の成長に不可欠な自分で考えて行動する(自考動型人材)ことが育まれず、大人(指導者、保護者)の言うがままにプレーし、スポーツ本来の楽しみを忘れてしまい、大人(指導者、保護者)の顔色や機嫌を伺い、ただ褒められることを目的にスポーツをする子が多くなっているのではないでしょうか?

そして、この風潮・流れが端を発し、全国大会が「勝利至上主義」の根源とされ、子供自身にとって、また、子供の成長過程においてもマイナスと捉えられ、全国大会の廃止や大会規定の大きな見直しが急務となっているのではないでしょうか。

自分の息子が小学生でスポーツをするにしても、私の個人的見解としては、彼が楽しくスポーツに取り組み、「内発的動機付け」を促してくれるチームや指導者にお預けしたいと思います。

それが担保されるなら、そのチームの活動の先に全国大会があったとしても、別にいいのではないかと思います。ただし、チームや大人(指導者、保護者)の統制がとれず、子供の成長にマイナスと感じられる「勝利至上主義」のような流れや環境になれば、考え直さないといけません。
(そんな理想のチームがもし存在しないなら、チームを立ち上げるしかないですね。笑)

こんな実話がある。

2019年に日本国内で大盛況だった「ラグビーワールドカップ日本大会」。

私の周辺でも5家族の保護者さんから息子(娘)が「ラグビーをしたい!」と各地のラグビースクールに体験に行かれたそうです。(相談を受けて、まずは体験に行かれることを勧めた)

結果、4家族がラグビーをしない決断をされました。
理由については若干のニュアンスは違うものの、「指導者の言動が怖く、威圧的で子供もしたくないと言い、親としても預けたくない」と。
更には保護者の嫌なギスギス感を感じたようです。あの子がなぜレギュラーなのか?など、保護者間での会話や関係性に疑問を感じたようです。また、保護者の応援のマナーの悪さも耐え難かったようです。(私も保護者を対象にしたセミナーをしていますが、応援マナーは強調して伝えてます。相手チームへの暴言はもってのほか、戦術戦略まで口出ししたり、相手選手(子供)のミスに拍手喝采したり、それら全てがチームのブランディングに繋がりますし、なにしろみっともない!)

大人(指導者、保護者)の言動が問題となり、子供の自らの芽生えた意志を打ち砕く事態になっているんです。恐らく、言われないと、指摘されないと気づかないのです。

みなさん、この事象、どう思われますか?

これらの事象も、「勝利至上主義」の価値観や環境が作り出したものかもしれませんね。

唯一、ラグビーをすることを決断された家族は、実は子供、お母さんは上記同様の違和感を感じたようですが、お父さんがラグビー経験者で「ラグビー(スポーツ)とはこんなもんだから!」と説得されたようです。笑

いろいろな改善策、対応策は考えられます。

•全国大会廃止
•チームポリシーを明確に提示して、その考えに納得した子供(保護者)が入団する。  

など、どれだけ熟考して打ち出したフォーマットでも、取り巻く大人(指導者、保護者)が改善しなければ、大人(指導者、保護者)が学んで賢くならなければ同じ事象は必ず発生し、無くなることは永遠にありません。

つまり、子供が内発的に楽しめ成長できるより良いスポーツ環境を構築するために、全国大会を含めたいろんなフォーマットを見直すことももちろん大切ですが、並行してでもいいので、そもそもの癌の原発巣を明確にして、適した処置(アプローチ)をしなければ、根本的解決、改善には至らない、つまり、問題になっているような「勝利至上主義」は無くならないと思います。

更には、練習現場の指導環境(指導知識、指導スキルなど)や子供に対するアプローチ法、練習拘束時間、保護者の関与レベル、マナー(品格)なども併せて見直さないと、結局は子供が心底楽しめず、競技力向上にも繋がらない。

レストランで外装工事をしてもシェフが改善しなければ味が変わらず、客が来ないのと同じでは?!

変えるべき、変えないといけないのは何なのか?
今一度、再考する機会にしてみてはいかがでしょうか?

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二ノ丸友幸/人材育成プロデューサー/プロラグビーコーチ/「#他競技から学ぼう」代表プロモーター
Work Life Brand 代表 ★人材育成プロデューサー (自考動型人材をテーマに企業講演•研修を実施) ★プロラグビーコーチ (10チーム(カーリング含む)と契約中) ★コーチエデュケーター(コーチのコーチ) (指導者セミナーを実施) ★「#他競技から学ぼう」代表