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日本人が感情を顔(表情)に出してしまう理由とは?

みなさんもこんな経験はないでしょうか?

目上の人(先輩、上司、監督、コーチなど指導者等)から何か意見を求められ、話していると、その人の表情が固くなり、眉間にシワがより、顔首が斜めになり、最後は腕組みをされ、最後まで話せなくなってしまった経験はありませんか?

つまり、「心理的安全性(自分の意見や考えを過度な緊張がなく話せる状態のこと)」が一瞬にしてなくなる瞬間ですね。

話す人は「聴く人の顔」を見て話しますよね?つまり、聴いている人の顔の表情が「心理的安全性」を与えるか否かを大きく左右するのです。

改めて言われると、「そうだな!」と再認識される方も少なくありません。

特に、聴く人が話す人より役職や立場が上の場合に起こりやすい事象です。(聴く人の方が話す人より立場が下の場合は、顔表情含め、しっかり聴いてますというリアクションしますよね。)

日本人は特に感情を顔表情に出しやすい人種だと私は思います。もちろん、それにはきちんとした理由があります。

それはまず、日本の学校教育が大きく起因していると思います。具体的には、正解が1つ、○✖️、白黒、0か100を求められる解が多いことが考えられます。よって、知らず知らずに我々も正解は1つ、自分の考えが正しい、自分達の組織の考え方が正しいと思いがちになり、違う意見を言う人に対して、自身の心の中の声が顔表情で現れてしまうのです。(違う意見を言う人を敵として見なす人もいますよね。スポーツ界のあるあるです!笑)

もう一つは、教育の一環として「ディベート(提示した主題につき肯定側・否定側に分かれて討議するという仕方。)」がない、または少ないことにより、自分とは違った考えを聞き入れ、落とし所を模索するなどの経験値、免疫がないことが考えられます。

例えば、会議などで違う意見が出た場合、進行が上手くいかず(まとめられず)時間ばかりを費やし、結論を導けないようなシーン、容易に想像できますよね?

つまり、他人の話が仮に自分考えと180度違っても、最後まで聞き入れようとする「心理的柔軟性」に乏しい日本人が多いのです。

そして、特に先述したように、話し手が目下になればなるほど、顔表情、態度まで全面的に出す人が多いのです。

そんな環境では、自分の意見や考え、本音は話せませんよね?

話を聴く、特に話し手が自分より立場が下や弱い時には特に顔表情(聴き方)を意識し、話し手に「心理的安全性」を感じされているか、そして「心理的柔軟性」を備えることが、活発なコミュニケーションに繋がると思います。

話を聴く時のあなたの顔表情は大丈夫でしょうか?


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