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菌ちゃん水

7月に発足しました蒸留の会も、登録者が70名を超えました。
ありがとうございます!
蒸留の会ライン掲示板では、参加者様の蒸留報告や技術支援、新しいアイデアの交換など、活発な交流が起きています。
また、ラインノートにて記録を保存しておりますので、これから参加する方も、ご覧になることが出来ます。詳細はこちらです。↓

メンバーの方でOPAさんという方がいらっしゃるのですが、その方のアイデアがどれも素晴らしく、私の考案した真空蒸留システムの効率改善のほとんどをしてくれました。ボイラーを水没させることや、回収瓶の上の冷却器を除外して空間全部を発泡スチロールの中で冷やすことで、蒸留効率が格段に上がりました。しかも省エネです。

*蒸留の会の一つの目的は、市民参加型のボトムアップ型研究プラットフォームの設立です。皆でアイデアを出し合って共有する。しかも分散化しているのであらゆることが低コストで済みます。
家庭用真空蒸留器はそのために作ったといっても過言ではありません。
こういうことが一つの成果であると私は思っています。

また、OPAさんは、菌による浄水によって、自分で飲料水を創っておられます。本日は、OPAさんの「菌ちゃん水」の紹介をしたいと思います。これはある意味、真空蒸留水とは異なった水ですが、この二つがかけ合わさった水が未来の薬の姿ではないかと私は思っております。

菌ちゃん水の作り方


純粋に植物細胞水を採取することを望まれる方が多いと思い、内容を投稿してこなかったのですが、オニョさんも発酵に触れることが増えてきているようなので、投稿してみます。動画は自作水とザクロを一緒に入れて蒸留しているもので、48時間経過しています。果実自身が多孔質なんでしょう、34度~37度設定でずっと沸騰は継続します。明日は72時間経過したものの採取になります。24時間ごとに減った分の水を足しています。初日1.5リッター位取れますが、2日目は1リッターと、取れ高は減っていきます。時間経過とともに白濁し、発酵が進んでいますが、採取した水の味わいにはあまり変化がありません。風味に変化が起きているはずですが、当方の感度がチープなんだと思います。果実だと発酵の様子がよくわかりますが、対象物が植物でも発酵は起きることになります。元々うちの自作水は発酵を促しやすい性質がありますが、例え水道水であってもやはり発酵はするものと思います(試していませんがそうなるはずです)。発酵に関わる菌は元々植物にくっついているのか、どこからかやって来るのか、1種類なのかとか分からないことだらけですが、個人的にはそこは追求する気になりません。術がないので。で、オニョさんからリクエストをいただきましたので、菌ちゃんによる菌ちゃん水の作り方を説明してみたいと思います。うちの自作水に関しては、ストーリーがあり、紹介することが多すぎて多岐に渡りますし、また、紹介したくなる衝動も湧いてきます。想いを自重する自信もなく、また自作水の元を辿れば水道水ではありますが、風呂の残り湯に変換してから利用しますので、それを人に紹介する為に魅力ある説明をする自信もありません。ので、基本的な構成の説明をいたします。まず魚を飼う要領で、水槽の底に砂利を薄く敷き詰めます。そこへ、多孔質なもの(決まりは無いですが、例えば備長炭や活性炭やセラミックなど)を適当に配置します。これらは菌ちゃんの住処となります。そこへ水道水を入れます。一番重要なのは、水を動かすことになります。魚飼育用の循環ポンプセット(フィルター付き)で強制循環をします。フィルターの上にも住処となるものを配します。初日には菌ちゃんが住み始めます。時間経過とともに水がキラキラと輝いて超透明になってきます。4、5日でしょうか。そうなると飲めますし、減った分だけ水道水を補充してやればいいです。一緒に魚を飼えば分かりますが、半分以上水道水と入れ替えても塩素の影響はありません。瞬時に中和していると思われます。続いて、菌ちゃん達の餌ですが、魚を飼う場合は排泄物が菌ちゃん達の餌になりますが、餌が無い場合は風呂の残り湯がおすすめです。餌にも決まりはなく、極端に言えば、人の排泄物少量でもいいのだと思います。半日もかけずに水がキラキラと輝いてくれると思います。水質が気になる場合は金魚を1~2匹入れておけばセイフティーチェックとなります。僕の父の田舎では山の沢水を家に引き、大きな水桶にかけ流しています。そこに雑魚を飼っています。その水桶の水が飲料を含めた生活水になっています。子供の時に何故魚がいるのか?と聞いたことがあります。答えは、『何か体に悪いものが混じれば魚が死んで教えてくれる』でした。水槽から蒸発した水蒸気が家に行き渡り、家の波動が上がると思いますし、結界の役目もしてくれると思います。最後に一言どうしても言いたのは、自作水を蒸留することで、僕自身は『辿り着いてる感』が非常に強いのです。心も体も気づかぬうちに心地よい方へ更新されていきます。特に、長年あの手この手で自己治癒を試みてきた不整脈がどうやら蒸留水によって忘れるほどになっているようです。感動とともに感謝しかありません。
(追記)魚を飼う場合は、炭は水をアルカリに傾けるので、使用は2、3日で取り出したほうがよいと思います。

私も早速やってみました!
真菰を頂いたのでそれを水に浸し、真空蒸留しました。
出来た蒸留水は何というか、、、、
納豆水のような風味でした(笑)
真菰菌がいっぱい詰まった減圧蒸留水!


白濁していた真菰水は、真空蒸留することで透明な水に!
菌は生きたまま水側に移されます。


また、OPAさん式のボイラーを水没させる方法は、水の蒸留の効率を大幅にUPしてくれました。大量の菌ちゃん水が採れます!!
ありがとうございます~

10/24(火)19:00~蒸留ワークショップ
残席わずかとなっております~
*内容は毎回異なりますが、18時15分から真空蒸留器の組み立て実演がご覧になれます。また、丁寧な解説動画も、蒸留の会に入会された方はどなたも無料でご覧になれます。


日々の配信、10分くらいでタイムリーで学べるように工夫してあります。
聞くだけで知らないうちにフォノグラムや真空蒸留のことが解るようになります。


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