あの日のヒーローが引退した話
ともよしです。
最近は野球をほとんど見なくなってしまいました。少し前までは熱心に見ていたし、もっと前は現地観戦もしてました。
最初は親の影響で巨人ファンになり、しばらく経ってからベイファンになりました。今回は巨人ファンだった頃の話です。
もうそんなに経ったのかと思ってしまいますが、今から15年前の2007年の話です。確かGWだったと思うのですが、ともよし少年は親と一緒に東京ドームで観戦したのでした。
僕がこの試合で座っていたのはオレンジシートという席でここに座っていたことが後々意味を持ってくるわけです。
かなり昔のことなのではっきりと覚えている訳では無いのですが、巨人が勝ちました。先発はこの年14勝を上げて以降もエースとして活躍した内海哲也投手でした。そしてこの試合のヒーローとなりました。
毎試合、その試合のヒーローがファンのいる席に向かってサインボールを投げ込む時間があります。僕は一度はとってみたいと子供ながらに思っていました。その時が来たのです。
僕の周りにもファンが沢山座っていたのですがこの時にはいなくなっていました。そのためガラガラだったのです。僕は内海投手に気づいてもらえるように手を振りました。内海投手はそれに応えてくれました。明らかに僕のもとを狙ってサインボールを投げてくれたのです。
キャッチとはいきませんでしたが、跳ね返って僕のいる傍の地面に転がりました。普通の席なら隙間があって下に転がっていってしまったでしょう。しかし、オレンジシートはその隙間がなく、サインボールを拾うことが出来たのです。喜びは尋常ではないです。
このサインボールは今も実家に大切に保管してあります。今に至るまでサインボールをとったのはこの1回です。僕にとって内海投手はヒーローになりました。
内海投手は聖人エピソードに事欠かない選手でウィキペディアを読むとよく分かります。
未だに巨人の背番号26といえば内海投手というイメージなのですが、2018年のオフに人的補償で西武に移籍するというニュースを見た時には驚きました。そして今年引退するニュースを見ました。
寂しくもありましたが、同時に次のステージでの活躍を期待する僕もいました。あとは、巨人の背番号26を現在付けている今村投手にも頑張って欲しいですね。
ではまた。
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