20代初めてのキャリアアップ転職成功ガイド【内定編】
こんにちはTomoya no Hondanaです。
市場価値の向上・スキルアップを狙う20代初めてのキャリアアップ転職を成功させるためのステップの12回目として、
【内定編】について解説していきます。
(20代初めてのキャリアアップ転職成功ガイド全体像)
⭐️【やりたいことの見つけ方編】
①人生の目的を設定する
②仕事の目的、やりたいことを見つける
【企業分析編】
③各業界の構造、動向、仕事の理解
④転職の軸の設定
⑤志望企業の設定(仮)
【転職書類準備編】
⑥業務の棚卸し
⑦職務経歴書の作成1
⑧職務経歴書の作成2
⑨職務経歴書の作成3
⑩市場状況の確認(転職エージェント)
【転職開始編】
⑪応募企業の確定
⑫面接対策①面接直前の企業分析編
⑬面接対策②面接応対編
⑭内定☜ココ
※概要については以下の記事をご覧ください
※前ステップ「面接対策②面接応対準備編」については以下の記事をご覧ください
ここまで、長い時間をかけて、僕のキャリアアップ転職の経験から、皆さんの成功に繋がるよう、あらゆる情報をお届けしてきました。この記事を読んでいただいた皆さんが確実に成果を得られることを願っています。
そして、ついに自分の「仕事の目的」を叶える手段として描いていた企業に「内定」を勝ち取った皆さん、本当におめでとうございます!
ここに至るまで、あなたが準備してきたことは、単なる仕事面の努力にとどまらず、「自分の人生」と真剣に向き合ってきたことの積み重ねです。
これは普遍的な経験であり、入社後のキャリアにも必ず役立つとお約束します。
ですが、ここがゴールではありません。内定を得た後も、キャリアアップ転職を真に成功させるためには、引き続き取り組むべきポイントがいくつかあります。
その重要なポイントについて、これから詳しく解説していきます。
1、年収交渉
内定を承諾する前に、まず「年収交渉」を必ず行うことが大切です。これは、入社時点でのあなたの価値を決める大切なステップです。
ここまで、長い時間と労力をかけて転職活動を行い、あなたという人材が会社にとっての戦力として認められました。
その結果として内定を勝ち取ったわけですが、もし提示された年収が納得いかない、あるいは少し低いと感じるなら、必ず年収交渉をしましょう。
会社はあなたが必要だと感じているからこそ内定を出しています。自分の価値を自分で下げてしまうことはありません。
特に、転職エージェント経由での転職であれば、エージェントに相談することで、穏便に年収交渉を進めてもらえます。
転職エージェントは、転職者の年収に応じた報酬を受け取る仕組みなので、当然ながら少しでも高い年収で入社してもらう方がメリットになります。
ただし、注意したいのは、「年収を上げなければ他のところに行きます」といった強い態度で交渉に臨まないことです。
伝え方としては、「入社に非常に前向きである」「入社後に活躍したい」と考えていることを伝えたうえで、自身のモチベーションのひとつとして年収も大切だということを伝えましょう。そして、希望する年収の具体的な数字を提示するのがポイントです。
もちろん、年収交渉の結果が厳しい場合、それを受け入れて入社するのも一つの選択です。その際、相手の反応を通して、自分の立ち位置や評価も見えてくることがあります。
僕自身も実際、面接での評価が良いと感じたため、前向きな姿勢を示しながら年収交渉を行いました。
面接時には具体的な金額は提示されませんでしたが、後日、内定の連絡と共に年収条件が提示され、希望していた年収に合わせていただけたので、気持ちよく承諾することができました。
前向きな交渉だったおかげで、入社後にもまったく悪影響はありませんでした。
また、提示された金額を確認したうえで、内定辞退を判断することも悪いことではありません。
もし、転職の軸として「年収」が譲れない要素であるならば、それに納得せずに入社しても、真のキャリアアップとは言えないでしょう。
さらに、提示された年収は、企業が自分にどれほどの期待を持っているかを事前に知る一つの指標にもなります。
これは、入社後に自分が活躍できる環境が整っているかを判断する際の基準にもなります。
だから入社後により一層の活躍ができるかどうかも含めて、前向きな意味を込めて年収交渉を行うことは本当に大切です。
2、入社時期の交渉
入社時期についても、企業としっかり話し合うことが大切です。一般的には内定承諾後、1ヶ月〜3ヶ月程度で入社するケースが多いですが、前職での引き継ぎや有給消化なども含めて、自分の希望する入社時期をしっかりと意思を持って伝えましょう。
後ほど詳しく触れますが、前職との関係を大切にすることも重要です。内定が決まり、少し浮き足立ってしまう気持ちも分かりますが、きちんと前職での業務を整理したうえで入社時期を決めることが必要です。
入社時期を決める際のポイントとして、以下の3点が挙げられます。
転職先の意向を優先しつつ、交渉を行うこと
引き継ぎ期間や有給消化のスケジュールを整理し、入社時期として「2ヶ月後」を目安に考えること
前職のボーナス支給が3ヶ月後以内であれば、支給を受けてから退職することも検討すること
これらのポイントを踏まえて、双方が納得できる入社時期を設定しましょう!
①転職先の意向を優先し交渉
本当に入りたいと思って内定を勝ち取った企業に、自分の入社時期の希望を伝えるのは大切ですが、まずは転職先の意向を確認することも欠かせません。
入社時期が遅れることで、場合によっては他の内定候補者にポジションを譲られてしまう可能性もゼロではありません。せっかくのチャンスを入社時期の調整ミスで逃さないようにはしたいですね。
②引き継ぎ期間や有給スケジュールを整理した上で「2ヶ月後入社」を想定する
前職との兼ね合いを考えると、転職先でも一般的に「内定後2ヶ月」が入社の目安として受け入れられることが多いです。
このタイミングを目標に入社を伝えることで、前職での引き継ぎも無理なく進められ、転職先にも常識的な期間として問題なく受け入れてもらえるでしょう。
特に長引かせる理由がなければ、「2ヶ月後」と答えておくと安心です。
③前職のボーナス支給が3ヶ月後以内の場合は支給後に退職も検討
基本的には「2ヶ月後入社」を目安にしていますが、もしボーナス支給が3ヶ月以内に予定されている場合、支給後に退職することも考えて良いでしょう。
前職に申し訳ないと遠慮する気持ちがあるかもしれませんが、ボーナスは支給前までのあなたの働きに対する対価です。
退職を検討するにしても、これまでの貢献に自信を持って受け取りましょう。
3、職場の雰囲気、人の確認
最終面接が終わり、内定を承諾する前に、可能であれば職場の雰囲気を見学してみることをおすすめします。
職場の雰囲気や一緒に働く人については、事前の調査だけではなかなか分からないことも多いものです。実際に自分の目で見て感じることで、よりリアルな職場環境が理解できるでしょう。
もちろん、自分から積極的にコミュニケーションを取り、職場に馴染む姿勢は大切ですが、職場との相性も見逃せません。入社後、どのように自分を溶け込ませていくか、自分なりのスタンスを事前に考えておくと良いでしょう。
僕も実際に転職した際、前職と新しい職場との雰囲気や人との違いを強く感じました。
会社ごとに独自の風土や文化があり、それが組織全体に影響を与えています。
こうした違いは、実際に転職してみないと分からないものです。だからこそ、事前に職場の空気を感じ取っておくだけで、より良いスタートが切れるはずです。
4、前職との円満な別れ
転職先が決まると、晴れやかな気持ちとともに意識が次の職場に向きがちです。その時、振る舞い方として大きく2通りのタイプに分かれます。
一方のタイプは、前職に対して「どうでもいい」といった態度を取り、仕事への真剣さが薄れ、人付き合いも疎かにしてしまう人。そしてもう一方のタイプは、これまでの学びや成長の機会、そして職場で出会った同僚たちへの感謝を忘れず、退職日まで誠意を尽くす人です。
あなたが選ぶべきは、後者の姿勢です。この姿勢が、次の職場や今後の人生にも良い影響を与えるかもしれません。
転職によって環境が変わると、職場以外に信頼できる関係を持つことがどれだけ大切かを改めて感じるものです。
新しい環境に飛び込むのは、たとえ強い意志があっても大きなストレスとなります。そんな時に励まし、支えになってくれるのは、現職以外で築いた人間関係なのです。
私も、転職後の最初の半年は、新しい同僚との関係づくりや慣れない仕事への適応で、何度も心が折れそうになりました。
でも、あきらめずに前に進むことができたのは、前職で築いた先輩や同僚との繋がりがあったからです。
彼らとの会話が、いつも私を支え、心の拠り所になってくれました。今でも、彼らは新しい情報や前向きな気持ちを届けてくれる大切な存在です。
だからこそ、前職との円満な別れ、感謝の気持ち、そして最後まで誠意を持って仕事に向き合うことを心からおすすめします。
5、入社後に最速で成果を出すための事前準備
キャリアアップ転職の目的は、自分の「仕事の目的」を果たすための環境を、自らの意志で選び進んでいくことにあります。内定をもらえたのは、そのスタート地点に立っただけにすぎません。
本当に大切なのは、入社後に自分が目指す姿に向かって成果を出していくこと。ここからが本当のスタートです。
だからこそ、新しい環境に早く適応し、成果を出せるよう準備をしておくことが大切です。入社前にできる限りの準備を整えておくかどうかで、職場での最初の印象も大きく変わるはずです。
実際に、次のことを最低限意識して準備していきましょう。
1、入社1年後のなりたい姿の設定
2、入社後の仕事に関わる勉強
①入社1年後のなりたい姿の設定
入社前は、新しいキャリアへの期待で気持ちがとても前向きになっているものです。その状態を活かして、もう一度「自分は入社後、どう活躍していきたいのか」をしっかり見つめ直し、1年後の理想の姿を具体的に定めておきましょう。
入社後の少なくとも半年間は、どうしても新しい職場に慣れるまでのストレスを感じることもあります。そんなときに、前を向いて進むための道標が必要になります。
僕の場合、1年後に営業部で業績1位を取ることを目標に掲げ、その目標に向かって歩んできました。つらい時期でも、目標を達成した自分の姿をイメージすることで、前向きに頑張ることができました。
結果的に業績1位は取れなかったものの、新規顧客の開拓数で関西1位を達成することができ、確かな成長を実感しています。これは、「成し遂げたい」という目標が明確にあったからこそ進み続けられたのだと思っています。
②入社後の仕事に関わる勉強
転職後のスタートは、本当に大切です。
キャリアップ転職では、同じ年齢の同僚でも在籍期間が長い分、経験値で差がついていることが多いです。しかし、社内では同年代として見られる場面も多いので、できるだけ早く追いつくためには、仕事以外の時間での準備が鍵となります。
また、教える側にとっても、飲み込みが早く前向きな姿勢を持っている人はプラスに評価されやすいものです。
私の場合、営業職だったので、入社前に自社のホームページで扱う商材についてしっかり勉強しました。「入社してから頑張ればいい」という姿勢では、出遅れてしまいます。
自分が関わる仕事に関しては、入社前からしっかり準備をしておくことが大切です。
6、番外編:入社日までのおすすめの過ごし方
最後に少し、仕事というカテゴリーから少し離れる部分で、新しい職場の入社日までのおすすめの過ごし方について僕の経験も踏まえてお伝えできたらと思います。
現在の環境が大きく変わる転換期の貴重な時間だからこそ少し普段とは違う行動をしてみてはどうでしょうか。
①仕事以外の友人に会う
社会人になると、どうしても付き合いの大半が職場の先輩や同僚になりがちです。しかし、退職前の有給期間中など、少し時間に余裕ができるタイミングだからこそ、普段なかなか会う時間が取れない職場以外の友人との交流をおすすめします。
友人と近況を報告し合う中で、すでに転職を経験している友人から貴重なアドバイスをもらえることもあります。また、職場以外の視点からの意見を聞くことで、当たり前だと思っている職場での価値観が新たな気づきにつながることもあるでしょう。
僕も転職前の有休消化期間を使って3年ぶりに大学時代の友人に会いましたが、その友人は本業とは別に副業として人材育成の事業に関わっていたりと、現職の環境では知ることができなかった働き方、自己実現に向けて前に進んでいることを知り、非常に大きな刺激を得たことを覚えています。
これから新しい環境に飛び込むあなたにとって、こうした交流は視野を広げる素晴らしい機会となります。ぜひ、社外の友人との交流を意識してみてはいかがでしょうか。
②1人旅
1人でゆっくりと自分と向き合う時間を作ることは、とても大切です。そういった観点から見ると、1人旅は非常におすすめです。
何にもとらわれず、普段の日常から少し離れた環境で自由に過ごせる1人旅は、自分自身とじっくり向き合う良い機会になります。
新しい人生に向けて自分を奮い立たせる手段としても、素晴らしい環境を提供してくれるでしょう。ぜひ、1人旅を通じて新たな発見をしてみてください。
③読書
普段読書をしない方には、入社日までの落ち着いた時間を利用して「読書」に挑戦してみることをおすすめします。
読書は、私たちよりも先輩であり、様々な苦労や困難を乗り越えてきた経験を簡単かつ効率的に知ることができる素晴らしい手段です。
入社前は期待と同時に不安が募る時期でもありますが、その不安に対して答えてくれるのが読書です。
私自身も別の記事でお話ししていますが、読書によって人生が大きく変わりました。それは、自分の不安や課題をすべて読書を通じて解決できたからです。
読書が苦手な方や、なかなか時間が取れない方も、このように少し余裕ができたタイミングだからこそ、一度本を手に取ってみてはいかがでしょうか。新しい発見や気づきがあるかもしれません。
④彼女や奥さんに日頃の感謝の気持ちを伝える
日々の忙しさに追われて、自分にゆとりが持てていない方も多いのではないでしょうか。
そんな時だからこそ、自分の近くにいる大切な存在に感謝の気持ちを伝えることができているでしょうか。
ぜひこの機会に、彼女や奥さんに感謝の気持ちを伝えてみてください。より深い関係性にあるからこそ、あなたの転職について不安を感じているかもしれません。
僕も、結婚を前提に4年間付き合っていた彼女に転職したこと伝えた当時を振り返ると彼女は非常に不安を感じていたと言っていました。
でも、「転職理由もしっかり説明してくれたし、納得できたから応援できた」ということも合わせて伝えてくれました。
人生の目的を達成するためのキャリアアップ転職という観点から見ると、あなたが何かに左右される必要はありませんが、身近な人にはその想いをしっかりと伝え、理解してもらうことが大切です。
安心感を与え、今後も一緒にいてもらえるように感謝の気持ちを表現することで、転職後のあなたの成功に大きく寄与することでしょう。
⑤プライベートで職場の友人、上司と会う
感謝の気持ちを伝えることは、職場の友人や上司にも非常に大切です。
普段は忙しくて仕事の話しかできないことが多いかもしれませんが、この機会に転職に対する思いや前向きな気持ち、そしてこれまでの感謝をしっかり伝えてみましょう。
これまで多くの時間を過ごしてきた職場の同僚は、転職後も非常に大切な存在です。
退職するからといって、今の職場のメンバーをないがしろにすることは避けましょう。
感謝の気持ちを忘れずに伝え、円満に退職することで、「円満に退職して良かった」と心から思える状況が必ず訪れると信じています。
⑥早起きする
転職前の期間は、生活習慣を見直す絶好のタイミングです。
例えば、遅寝遅起きでギリギリに出社していた方は、この少しの休みを利用して、睡眠のタイミングを改善するチャンスです。
早起きすることで、朝の時間を最大限に活用できます。
早起きには多くのメリットがあるため、ぜひこの機会に普段の生活習慣を見直してみてください。
新しい環境に向けて、心身ともに整えておくことはとても大切です。
退職する時に自分がこれまでやってきたことの「結果」が表れる
最後まで「20代初めてのキャリアアップ転職成功ガイド」をお読みいただき、ありがとうございました。
ここで、私が初めてキャリアアップ転職を経験した際に学んだことを一つお伝えしたいと思います。
それは
転職は新しいステップを踏むことができると同時に、これまでやってきたことの「結果」が表れる機会でもあるということです。
これまでやってきたことの結果というのは、自分が前職でどのような存在であり、どのように評価されていたかということです。
僕は新卒に入社した製パンメーカーで自分が思う限りはやれることを尽くし、納得する形でキャリアアップ転職を選びました。
しかし、この短い3年間で会社に貢献できたのが、周りの人が自分のことをどう評価してくれているのかは正直分かりませんでした。
そして退職するタイミングで初めてそれを知ることができたのです。
「本当によく頑張ってくれた、だからこそまだまだいて欲しいが、心から次の成功を応援している」と泣きながら送り出してくれる直属の上司。
部署関係なく関わりの会った人たちが送別会を開いてくれたり、社長がわざわざ応援の連絡をくれたり、取引先からのこれまで感謝の言葉を頂いたりと短い時間でも自分がやってきたことは会社に少しでも貢献できていたと初めて知ることができました。
なかなか普段は感じることができない評価や自分がやってきたことの結果がリアルに表れるのも転職ということだと知りました。
もちろんどのような結果が表れるかは分かりません。
でもその結果を受け、次のステップにどう活かしていくが何よりも大切です。
ぜひ、前向きな形で次のステップに活かしていけることを願います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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