迷惑をかけたい新人

地元の教室で働かせていただけるようになり
3週間が過ぎようとしている。
新しい上司に「業務が早くて
手がかからなくて助かるよ」と褒められた。

業務自体は今までの教室と同じなので
特に滞りなく進められているが
その褒め言葉がかえって私を悩ませる。

「手がかかるのはよくないこと」
「このエリアでは自走することが正義」
このように思われてしまっている。

どれだけ膨大な業務でも
それをやり遂げた達成感を分かち合える
先輩がいるだけで心が救われることがある。

「天才を殺す凡人」という著書で
「飼い犬の才能は1人で生きられないこと」
という言葉がある。
愛されるには足りないことが欠かせない。
足りないことをさらけ出せるようになりたい。


ムダなことをやりたい

ここで話は変わり、塾そのものに焦点を当てる。
今の教室に異動した初日、1番鋭く感じた事は
「みんな真面目に授業をしている」だった。
もちろん成績を上げることが塾の役割なので
この在り方は否定したくない。
私たちの塾は受験に成功するために
いろんな講師がいてこその個別指導である。

ムダ知識が飛び交っても良いと思っている。
事実、前の教室ではプロレスの話が飛び交った。
「秩父セメント」という田上明が
小橋建太との大一番で披露した技を使って、
秩父の授業をしたことがある。
AJスタイルズの新日本初参戦時の
マイクパフォーマンスを使って
英語の前置詞を教えたこともある。
これで良いと思っている。

塾でのバイト経験がある友人に
「勉強嫌い人が学校と同じような
真面目な塾行っても誰も楽しくない」
という考え方を教えてくれた。

学生時代に塾には通わなかった私だが
ムダなことを知る楽しさを
感じられる塾なら私自身が毎日通いたい。
そのためにはまず、私自身が毎日1つでも
生徒や講師に話したくなるような
ムダな知識を蓄えていく。

今の教室ではまだいないタイプの先生なので
講師からしたら迷惑だろうが
私のような物好き生徒もいるはずなので
このこだわりは流されずに持ち続けたい。

授業で使えそうなムダ知識があれば
noteに残していこうと思います。

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