それでも信じるエンタメの力【第１０６回：ミャンマー言いたい砲台ラヂオ放送後記】

2023年11月30日 16:15

皆さんこんにちは。
ビタミンDと乳酸菌。
どちらもミャンマーではサプリが簡単に手に入りそうにないなと思う今日この頃です。

雨が降る事もなくなり朝晩は少し肌寒くなってきたヤンゴンです。
日本ではすっかり冬の装いなのでしょうか？
11月も終わりが近づきもうすぐに年末となりそうですね。
毎年この時期は日本と違い寒くならないので年末感が感じられないミャンマー生活です。
今回も張り切っていってみたいと思います。

本題の前に一つお知らせです。
ミャンマー言いたい砲台ラヂオ100回記念として有料記事を書いています。

MC二人が渾身の？エッセイをお届けしております。
冒頭の3000文字程を無料公開させていただいております。
この機会に是非お読みください。
購入いただいた売上は手数料などを除き番組が盛り上がる何かに使わせていただこうと思います。

それでは放送後記です。
まずはアーカイブの紹介です。

FBでも視聴可能です。

番組注目のニュース3本

ミャンマーと中国の国境地域に数万人が避難、中国の国境警備隊に脱出を訴えるも拒絶（FNN）
こういった非常事態ではこのように非情な現実が垣間見える事があります。
この部分だけが非常にドラマチックなように見えるのかもしれませんが、実際は目に見えるより遥かに多い人々の様々な苦難があるものと予想する事ができます。
現場で動く人々もそれぞれ複雑な想いだと思います。
目の前の人を助けたい気持ちはきっと誰にもあると思いますが、それが秩序を崩しかねない行為であるかもしれないですし、自分が持っている以上の権限が介する問題であった時、人はそんなに簡単には動けません。
だからこそ、責任ある立場の人間がリスクを取って動かなければいけない問題なのだと思います。
一日も早い解決を望んでいます。

ヤンゴン市内のホテルで深夜に強制捜査（ミジマ）
放送でも話しましたが、私の独断と偏見によるとこれはおそらく密告があったのだろうと考えています。
ダランなのか一般人なのかその辺りはわかりません。
そして何かしらの密告の情報が正しかったのか、そうでなかったのかもわかりません。
しかし、その情報の正確性などは考慮されず、このような強制捜査がお粉wれる可能性は今のヤンゴンでも充分にあります。
国軍に与する側の人間は現状、自分たちの思うようにふるまっても誰にも罰せられることはないからです。

大学や高校にミャンマー軍兵士が駐留ヤンゴン（DVB）
ここ数週間にわたってヤンゴンでも大きな問題になっています。
この兵士たちは夜になると近所を強制捜索するという名目で関係のない若い人間を連行して軍の仕事を強制的にやらせているなどの話も聞きます。
ヤンゴンだけではなく観光地でもこのような事が行われているようです。
戦力的に追い込まれた軍がまさになりふり構わない行動を起こしているのだと思われます。

テーマトークのコーナーでは
ミャンマー語版絵本「えんとつ町のプペル」と「ヤモリの慟哭」についての話しをしました。

子供たちの為の絵本と、大人しか読めない小説という事で全く性格の違う二つではありますが、どちらも幻冬舎から出ているところでまさかの共通点がありました。
実際この二つの作品がヤンゴンに来たというだけでは何かが大きく動くという事はないと思います。
今後、動きを大きくしていけるかどうかというのは正にこれからの活動にかかっていると思います。

ミャンマーの事を伝える為の方法は沢山あると思います。
どれが正解でどれが間違いというのは関わる人それぞれで答えは違うと思います。
その是非を問う事が無駄だとは思いませんが、残念ながら今は私たちにその余裕はないように思います。

小さなコトでもそれがミャンマーの認知に少しでも繋がるのであれば多少の事は目をつぶってでもやっていく事が肝要なのではないかと思い、今はとにかく突き進むべしとの思いでやっていきたいと思っています。
もちろん最低限の身の安全は守っていかないといけませんが。

エンタメの力を信じつつ動いていても「それでも誰かの迷惑になるのかも？」という不安はどうしても拭い切れません。
沢山の仲間たちが志半ばにしてミャンマーの地を去っていっているのを見ています。
星になって人も少なくありません。
「これが本当に正しい道なのか」という自問自答を繰り返しながらも少しずつでも前に進んでいけるようやっていきたいと思います。

それではまた、来週。

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ミャンマー言いたい砲台ラヂオ【ヤンゴン放送局】
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