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大事な「そもそも論」【第68回:ミャンマー言いたい砲台ラヂオ】

みなさんこんにちは。
歌声が高くなって調子にのって歌いまくり、近所から「変な日本人がなんか歌ってる」と話題になってるであろう新町です。
でも大丈夫。
ミャンマーでは普通の時でも突然本気の音量で歌い出したりできるので日本ほど騒音問題には発展しないと思います。
もし怒られたらすぐ謝ります。

お知らせを一つ。
ワールドボイスで連載をしております。
今月の集中連載で記事を投稿しておりますので是非チェックしてみてください。


それでは前回の放送のアーカイブです。

※アプリが無くてもお聴きいただけます。

さて、今回は、いや今回も大事な大事な「そもそも論」を強調した話をしています。
放送でも言っていますが、「スーチー政権について」というのを語るのであれば2015年そして2020年の総選挙の結果が全てです。
そしてその結果を尊重しない軍が今ミャンマーで起こっている全ての問題の元凶であるという事でしょう。

スーチーさんの批判をする言説はそもそもこの事をすっ飛ばして語っている(もしくは意図的に無視して?)のがほとんどだと思っています。

よく考えてみてください。
ミャンマーでは日本のように民主的な政治が行える状況では無かったのです。
そのことが今回のクーデターで図らずも証明されてしまったのです。
私たちが考えなければいけないのはいかにミャンマー国軍が政治を裏から操ろうとしていたのかを明らかにし、その全てをどのように潰していくのかと考えるところです。

「とりあえずもう一度ヒトラーにドイツを任せてみよう」
とはなりませんよね?
スーチーさんやNUG、そして下手をすると今民主化を望んでいるミャンマー国民の愚かさを指摘する人など本当にアホだなと思っています。
頭が悪いか、頭が悪い人を騙そうとしているか、どっちかなんだろうなと私は断定しております。

という事なのでこの「そもそも論」は今後も都度出てくるとは思いますが、大事なことなのでできるだけ冷静に詰めていかないといけない問題だなと思っています。
タチの悪いことに、こういったスーチーさん批判などは、
目先の事だけを考えると一瞬もっともな論調に見えてしまうところです。
しっかりとミャンマー国民の意思を理解し、そしてこれまでのミャンマー民主化への動きを把握して今のミャンマーの状況をみていかないといけないと思いますし、それを伝えていかないといけないなと思います。

平和な日本で育ち平和ボケている私たち日本人がこの有事においてしょうもない事をしてしまうこともあります。
だけど、そんな平和な日本で育った私たちだからこそできる事もあります。

私もミャンマーに来て8年半。
9割7分くらい失敗しかしていませんが、引き続きミャンマーの人を見習って走りながら考えていきたいと思います。

それではまた来週。


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