職業MIX師をガチで考えてみた③

前回の続き!
職業MIX師をガチで考えてみたパート3

今回のテーマは
職業MIX師をぶっ壊す!

なんでも業界団体は「職業「MIX師」が言える世の中に」というのがモットーらしい
で、俺のスタンスはというと逆に「職業「MIX師」が言えない世の中に」だ!

そもそも「歌ってみた」って

プロを疑似体験できるアマチュアの発表の場として発展してきた文化であるお金を稼ぐことはしないけど、有名になったりみんなに歌を聴いてもらえる場だから
多くの歌い手を産み、多くのムーブメントを起こしてきた

今でも一部の歌い手はプロとして活躍しているが
歌い手の多くは普通の一般人や学生である

MIX師はそんなアマチュアなシンガーやパフォーマーに寄り添う形で産まれて発展してきた
MIX師も同じく普通の一般人や学生が多かった

素人だけど歌うのが大好きな歌い手と素人だけどミックスするのが大好きなMIX師が一緒になって盛り上げてきたんだよ

歌い手からプロになったり紅白歌合戦に出ちゃったりしたせいで
プロを目指す歌い手やら有償MIX師とかいうプロのミキシングエンジニアが界隈に潜り込んできちゃってごちゃごちゃしだしたんだよね

俺からの提言は

歌い手と歌手をわける
MIX師とミキシングエンジニアをわける

実際歌ってみたにプロの歌手が投稿することって珍しくなくなってきている
小林幸子さんをはじめ様々な有名歌手が歌ってみたを楽しんでいる
その動画を見てユーザーも楽しんでいる

そういうプロの歌手の音源はもちろんちゃんとしたミキシングエンジニアが担当していることが多い
職業MIX師を目指すならそっちで勝手にやってくれって思うのよ

有償MIX師や職業MIX師は社会にとって害悪である

それを見た若いMIX師が何も知らないままお金をとってミキシングを請け負っている今の状況を見て何も思わないのかい?

彼らは確定申告を知らない、今後始まるインボイスも知らない、特定商取引法も知らない、納税もしない

見よう見まねで知らず知らずに違法営業をしてしまう可能性が高い
いい大人がお金稼ぎに必死で、若者への悪影響に全く見向きもしない
こんな状況はまともじゃないよね
少なくとも俺は不健全だと思う

MIX師はビジネスをしないで歌い手に寄り添う

ビジネスをするならプロのミキシングエンジニアとして歌手と共に歌ってみたを盛り上げる
そうすべきだと思うし
そのためにはMIX師とミキシングエンジニアは住み分ける必要があると思う

職業MIX師はぶっ壊すべきだ!

そして一般社団法人日本歌ってみたMIX師協会は青少年の健全な育成にもっと注目すべきだ
そうしないとそのうち大きな社会問題になるよ
小銭稼いでいる場合じゃない


ちなみに

俺はMIX師としてミキシングするときはお金は一円も取らない
元々アーティストとして十分な収入があるのでMIX師で稼ぐつもりもないし、楽しいからやっているだけ
歌い手から新しいインスピレーションやモチベーションがもらえるのでそれが報酬といえば報酬かな
今ではプロのミキシングエンジニアとしてお金をもらう時もあるがその時はMIX師を名乗らないよ

MIX師ってのはそういうお金にこだわらないところがかっこいいと思うし
ミキシングエンジニアはプロとしてしっかりお仕事するところがかっこいいのさ
職業MIX師ははっきりいってダサいのよ

追記

MIX師のミキシングはなっとらん!というミキシングエンジニアの声を聞いたがごもっともだと思う
MIX師はこれからミキシングエンジニアを目指す途中の人とか趣味でやっている人だと思っているし
そもそも2mixとボーカルしかない状態でちゃんとしたミキシングができるわけがない
パラミックスからやれよって思うし
オケを作るボカロPは歌い手の声ではなくボカロに合わせて作ってるし
オケはそのボカロだけ抜いたものだし
なんならマスタリングまでされちゃっている状態なんだもの
しかも海苔で

ミキシングじゃなくて歌ってみたミキシングなんだってある程度割り切ってやるもんだよね

おしまい

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