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【 大平宿 通信 №001 】

【5月 管理は続くよどこまでも】

5月も中頃になりました。
飯田市はとても過ごしやすい季節です。標高の高い大平宿は早朝少し肌寒いものの、気持ちのいい気候です。
5月は植物が一斉に芽吹き、鳥たちが鳴き方を練習する時期です。
人気のない大平宿も鳥たちの鳴き声にあふれています。

管理は続くよどこまでも

普段通りなら、5月は子供たちが上がってくる時期ですが、今年は”新型コロナウイルス”の影響で、誰一人として宿泊者がいません。何とも寂しいひっそりとした大平集落になっています。

それでも、冬季締め切っていた建物に風を通し、落ちた埃や煤を払わないと建物がダメになってしまう。広瀬村長と共に、一棟一棟入っては箒で履いて水拭きをしていきます。

https://www.youtube.com/watch?v=VXw157qXT6A

大平宿わな

もう一つやらないといけないのは、昆虫たちとの闘い。
大量発生する カメムシ を退治して、 スズメバチ が巣をつくらないように
"甘い罠"を設置します。
甘い罠は酢とカルピスを混ぜたものを穴を開けた2L ペットボトルに入れたもの。各棟の台所前あたりに設置します。
”甘い罠”に誘われて、早速昆虫たちが入っていきます。

いつでも、泊まってもらえるように
万全の準備を進めている、5月の大平宿です。


□□□ 宮内 智也 □□□
管理人見習いの宮内が、村長に教えてもらいながら
保全活動を行っていく様子を月一で発信。

建築家見習い
2020年、東京から長野県 南信 飯田市に移住。
自ら空き家に住みながらDIY。
休日は飯田市の離村集落 『 大平宿 』で保全活動を行う。

https://www.facebook.com/tomoya.miyauchi.52



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