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20代のきみたちへ

24歳で上場会社の役員になり26歳で独立。初年度30億円近くの売上を上げ順風満帆周りからもチヤホヤされ勘違いしてた20代。30歳前後で当時一世を風靡した事業のバイアウトによりまとまった小銭も手にし、そしてしがらみや嫉妬、多少の人間不信に嫌気がさしてビジネスの第一線から少し距離を置いていた30代。

そして40歳を超えた今、十数年来の同年代の友達たちも次々にIPOや超大型のバイアウトをするようになり、またすごい良い刺激になってます。

今思うと、人生の豊かさ云々は置いておいて、経営者及びビジネスマンとして歳を重ねるごとにレベルアップし活躍していく人の共通点として、二度と戻れない、戻りたくもない20代をどう過ごしたかが最も重要なファクターだと感じます。僕に関して言うと、今のスキルや考え方人脈などほぼ20代で築いた資産です。きみがまだ20代のラッキーパーソンなら、僕の当時を振り返りやっててよかったことを記しておきますので参考にしてみてください。

1.ハードワーク

学歴も経験もコネもないが根拠のない自信だけはあった僕ですが、死ぬ気で受験勉強してた周りの人たちに普通に勝てるほど人生甘くないことはわかってました。なので、その人たちの努力してきた分を働く時間で凌駕するしかないと決め、働きに働きました。

ライフワークバランスや趣味の時間もいいですが、本気でビジネスで成功したいのならトップアスリートがそうであるように、24時間365日生活の中心をその対象物に捧げる必要があります。
きみがよほどの天才なら別ですが、アスリートやアーティストよりも参加人数が多いビジネスでトッププレイヤーになりたいならこれは最低条件だと思います。


プロの経営者及びビジネスマンになろうとするのであれば、練習量やトレーニングにあたる業務時間が少なくて勝てるわけないですし、その基礎体力が現場第一線を退いた後も自分の血となり肉となるわけです。全力疾走できる期間はアスリートもビジネスマンも共に時間が限られてます。今を大切に。
この辺は長くなるので別でまた書きます。

2.大きなチャレンジ

経験上、ビジネスでどんな失敗をしても命までは取られません。サラリーマンならせいぜい降格処分かなんかでしょう。また経営者でも自己破産ぐらいですかね。これがリスク。こんなもんです。ただし、歳を重ね家族ができ子供が産まれるなど人生のライフステージが変わってくると本質的には関係ないですが、心情的に足踏みしてしまうもの。
まだ、身軽な若いうちならどんな失敗もせいぜいこんなもんだと考えれなば全く怖くないはず。

成長や経験値のスピードを最も早く上げるには、とにかく大きなチャレンジに挑み続けることが重要です。大成功するにしても大失敗するにしても、そのチャレンジの大きさがきみの経験や成長の幅と深みになるわけで、小さくまとまらずいかに周りよりも大きなチャレンジができる環境に身を置けるがポイントです。大成功するに越したことはないですが、失敗も大きければ大きいほどきみの経験となりきみのストーリのオリジナリティになるのでメリットしかないのです。

3.逆張りと灰色

若い時は仮に失敗してもいいことしかないと言いましたが、成長スピードと大出世を期待するのであれば、王道ではなく周りや世の中が色眼鏡で見ている業界やみんながやりたくない事業に自ら手を出すことです。

ぼくが最初にそのチャンスが来たのはサラリーマン時代の23歳の頃でした。2002年当時インターネットバブルというものが弾け株価も低迷し、世の中的にも会社的にもインターネット事業は将来性もわからない怪しい事業だと感じられてました。特にI-mode等ガラケー向けの広告やコンテンツ事業は当時の会社規模で言うと誰もやりたくない左遷的な色合いが強く責任者として異動するなんて考えられない状況でした。

ぼくはそこに自ら手を挙げ、23歳の若さでインターネット事業に参画し、まだモバイル広告の定義すら曖昧だった業界だからこそ自分たちでそのルールを決めたりビジネスモデルを考えたりと、未熟な僕らでも勝負ができたわけです。また市場も小さくリーガルリスクも高い業界のため優秀なプレイヤーがほとんど参入してこないことも有利でした。

結果、当時異動前は大赤字の縮小か解散検討の事業が1年で10億円以上の利益を上げ最年少で一部上場会社の本部長及び担当役員になることができました。

これが、当時のメイン事業である携帯電話のショップ事業やOA機器販売事業だったらこんなスピード出世は有り得ません。成長スピードや最短での出世を考えるには、能力云々というよりも、どこの市場に身を置いているかが重要です。

4.お酒オンナ遊び

幸いボクは昔からお酒も女遊びもしないのですが🤪、若いうちにとにかく遊びまくった方がいいようです。
「おれもいつか大成功して遊びまくる!それまでは死ぬ気で働く!」とかやめた方が良いです。ダサいです。死ぬ気で働きながら今遊びまくりましょう。

30歳超えて上場させた創業社長やバイアウトに成功しお金や名声を手に入れた大社長でも、飲み方や遊び方が下手で汚い人も実はたくさんいます。
そういう人の共通点は昔全然遊んでなかった人がホントに多く、急にお金や地位を得てチヤホヤされて勘違いするようになるようです。お金がない時から遊んでる人にはこの傾向が少ないですし、将来足元をすくわれないためにも今からちゃんと遊んでおきましょう。

あと、この頃から切磋琢磨し、本気で仕事や遊びを共にしていた仲間たちは将来もかけがえのない財産になるケースが多いですよ。

「今」をちゃんと楽しみながら20代の1番重要な時期をハードワークしてみてください。

終わりに

ぼくの性格上、同年代との付き合いが多く年長のメンター的な人を全く作らなかったことによってむだな遠回りも多かったなと最近思います。

若い時の数歳の差はものすごく大きく感じたが、この歳になると前後10歳ぐらいまであまり変わりなくなってきて大先輩との付き合いもできるようになってきた今、本当にたくさんの気づきやアドバイス、参考になる生き方や考え方を学ぶことができてます。もっと早いタイミングで素直に意見を求めていてもよかったなと思います。

今までは多少閉鎖的でBADHOP的だっので、
これからは若い人との時間をもっと作ろうと思うし相談にもどんどん乗っていこうと考えてます。まずはお酒の嗜み方から🍶

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