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12月、38週に突入。出産までのカウントダウンがはじまった tsunaのきろく#12



tsunaのきろく#12
いよいよ目標としていた38週に到達。
出産に対して不安に思ってきた心と少しだけ向き合う、そんな話。


入院も3週間を経過しました。
2人部屋の半個室、お隣さんは3人目になりました。
お隣さんの会話は自ずと入ってきます…というより、めっちゃ聞き耳を立てていますー!笑

1人目の方は、赤ちゃんが大きな病院にいるようでした。
2人目の方は、早々に大部屋に移って行きました。
今週から登場した3人目の方が、今回はじめて、母子同室のパターン。

お、初めての夜だね、お母さんも緊張するね。
と勝手に見守り体制の私。(何目線だよって話)

…3時間どころか1時間経たずに泣いてますがな。

これ毎日なのか…わかってはいたけど、夜中に泣くベイビーの声を聞いているだけで、こちらが寝不足になりそうである…というより、寝不足になった。え、これ、1人でやるの?無理ゲーじゃね?義理姉ズに〆られても「手伝う」とかナチュラルに未だに言ってる夫、殴っていい?

「ミルク飲みたいと言ってるようなんだけど、うまく吸わせてあげられない。私の乳首の形がよくない気がする」
「お尻の痛み、今日は座薬は使わなくて済んだ」
「搾乳機、今日はうまくできたけど、ミルクの量増やした方がいいかな」
そんな相談を助産師さんとやりとりしている声が聞こえる。

リアルだなぁとボンヤリ聞いています。
(と言っても、まだ家に帰ってないから、本当のリアルではないことも解っているけれど)

見せてくれるなら、近くで見たい。
空いてる時間、抱っこしたり、おむつ替えしたりさせて欲しい。
そんなことを考えてしまう自分がいます。

私は保育士の資格を持っています。資格があるとはいえ、実践経験のない学生時代の、ウン年前の知識。つまり、頭でっかちなだけで、正直、ないよりはマシ程度だと思っています。授業で人形相手に沐浴体験させたこと、保育所の実習の時に0歳児、実家に来た姉の子どものオムツ替えをしたこと、たった数回の経験値しかないですから。


子どもは好き。とても可愛いと思っています。他人の子どもを無責任に可愛がるというのはたぶん得意。でも、我が子の育児はどうであろうか。
就職先だって、保育所などの施設を選ぶこともできました。でも、人様の子どもの生活の基礎を身につける・命を預かるという仕事は、私にはとても重荷に感じた現実があります。


そんなことを思い出していると、
ここにきて、漠然とした不安みたいなものが
少しずつ増えてきた気がします。

痛さに対する怖さはあまりないです。
無痛分娩の予定ではあるし、それでも痛いのは避けて通れない、致し方ないと思っているから。

死ぬかもしれないという怖さは、多少あるかなぁ。
コウノドリの漫画を読んでいたら、夫や周りに怖くないの?と言われました。漫画では、母体死亡も描かれているから(甲状腺グリーゼ、羊水塞栓症など)。これに関しても、出産じゃなくても、死ぬ時は死ぬと思っているので。


漠然としたなんとも言えない不安、それはうまく言葉にはできないなぁと思ったときに、こちらの記事に出会いました。


無意識に作り出してしまう「ポジティブ妊婦像」みたいなものが、確実にある。SNSを見ていても、ネット上にいる妊婦ってなんだかキラキラしたような、とても前向きで、明るい未来が約束されているような印象がある。
それは、確かに自分でも作り出してしまっていたし、なんとなく世間から強制されているようにすら感じる。完全に余談だが、不妊治療をしている人が、電車などで妊婦をみて幸せに見えると感じて辛い、というのも自分や周りが作り出してしまっていたものの影響が大きいのかなと、この記事を読んで初めて考えた。

記事を書いた瀧波さんも、『どんなに本やネットで事前情報を集めていても、どこにも「リアルな妊娠」は存在していなかった』と書いてある。


赤ちゃんに会えることは、とても楽しみ。
家族や、友人、職場の人、みんな楽しみにしていると言ってくれています。

ただ私は、まわりの期待に応えられるだろうか。

ちゃんと母親がやれるだろうか。
ちゃんと夫を思いやってやれるだろうか。
ちゃんと子どもを育てられるだろうか。

ちゃんと、と思っていること自体
産後うつになりそうだなー、もっと頑張らないで手を抜いてってしないと、きっとダメになるなー、と客観的に見ている自分もいる。結局は、心と身体のバランスで、その時になってみないとわからない、それが答えですね。



一応、先生の話によると、12月の9〜11日ごろ生まれるといいですねぇ、みたいな話になっている。出産までのカウントダウンはもうはじまっています。
夫は、「20211202」の上から読んでも下から読んでも、的な数字の並びが良いからと、今日生まれてくることを望んでいるようですが…そう簡単には生まれなさそうだね、私のベイビーさんは。今日生まれたら笑っちゃうね。


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