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#106【東京五輪】東京2020オリンピックまでのこり6日:空手

東京五輪ではじめて採用された競技、前回の【サーフィン】につづいて2競技目の【空手】をご紹介します。
個人的に、この競技がオリンピックで初めて採用されたというのは意外でした。

体操や柔道同様、日本代表選手の活躍が期待されている競技のひとつです。

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■競技の概要

日本の沖縄空手がルーツとなる競技であり、【形】と【組手】の2種目があります。

組み手中の駆け引きや間合いの奪い合い、攻撃の瞬間などの攻防から視線を外すことができません。
ちなみに、日本代表チームは"雷神ジャパン"という愛称で呼ばれています。
空手の突きや蹴りのスピード感を稲妻になぞらえているそうです。

■採点基準

オリンピック初の採用とはいえ、これまでにも世界選手権が開催されていました。
これまでも多くの日本人選手がメダルを獲得していたので、東京オリンピックでもメダル獲得の量産を期待しています。

【形】仮想の敵に対して繰り出す技の美しさを競う

珍しいと思えることがあります。
1つの大会中に予選、ランキングラウンド、決勝が開催されるのですが、そのなかで同一の「形」を使用することはできないルールになっています。
どこで選手自身が1番得意とする「形」を披露するのかもポイントになっています。

【組み手】3分間で互いの技のポイントを競う

2人の選手が青帯側と赤帯側に分かれます。そして、試合時間3分の中で戦いながら、互いの技のポイントを競います。
試合時間終了時にポイントが多い選手、あるいは先に8ポイント差以上をつけた選手の勝利になります。

ちなみに、技によってポイントが違います。
有効:1ポイント
技あり:2ポイント
一本:3ポイント

といったポイント構成です。

■注目の日本人選手

・喜友名 諒 選手
男子・形の部において、
世界空手道選手権大会で3連覇
全日本空手同選手権大会では8連覇
という記録を出しており、大本命のひとりといえます。
力強さと技の正確性が世界トップクラスの選手として有名な選手です。

・植草 歩 選手
昨年まで、
世界ランキング1位
全日本空手道選手権でも4連覇
しかし、昨年末に敗れたため、2位に後退してしまいました。
逆境をバネにオリンピックでは金メダルを獲得することを期待しています。

・宮原 美穂 選手
女子55kg級の世界選手権金メダリスト
2016年の世界選手権銀メダル
2018年の世界選手権金メダル
世界ランキング2位

その実力は日本のエース級です。

しかし、2018年の世界選手権以降、敗退や棄権などがありました。
その原因は運動能力が高すぎるためと言われており、自身のの運動能力に自分の体が追いつかないといわれています。
(...一度は言ってみたい、という妄想が浮かびます)

■さらに知るためにオススメのマンガ・映画

てのひらの熱を (講談社コミックス)


「必要なのは、地面と体。あとは拳を握るだけだ。」

空手未経験の木野下慎也と全国大会6連覇の天才空手少年・柳屋匠との出会い。
空手と匠に出会い、どんどん上達していく慎也のひたむきな努力に勇気づけられます。全3巻で完結していますが、テンポよく進むストーリーと空手の魅力と情熱を垣間見ることができます。

ベスト・キッド

2010年に公開されたリメイク版でこの作品に出会いました。
主演はウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスが務め、師匠をジャッキー・チェンが務め、カンフーの技術と考え方を伝授していきます。
主題歌のジャスティン・ビーバーとジェイデン・スミスが歌う「Never Say Never」をとても楽しみました。


元作品では、少年が日系人であるミヤギから空手を学びます。そのため、「ミヤギ」はアメリカでの知名度が高く、空手の普及につながっていたそうです。


≪個人的に注目している競技7選≫
■サーフィン(初)

■スポーツクライミング(初)

■スケートボード(初)

■トランポリン

■飛び込み

■バスケットボール

※(初):2020東京オリンピックでの初採用競技

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