外出禁止中のおすすめの暇つぶし"デッサン" シベリア引きこもり生活⑭
もう2週間以上も外出禁止が続いているから家の中で色んなことをできるようになってきた。トランペットの練習はもちろん、ロシア語の勉強や文章を書くこと。料理やお菓子作りも。Netflixで映画やドラマを見てみたり。
デッサンはすごく時間を潰せる
そんな中でも意外と絵を描くことが楽しい。YouTubeで「デッサン 初心者」など検索するとたくさん動画教材がでてくる。影の付け方や、立体的に見える塗り方も動画と一緒に描いていくとそれっぽく描けてくる。
初めてのデッサン。りんごは筋が多いし描きやすかった。
レモンはりんごよりも立体感を出すのが難しく、ラグビーボールみたいになってしまった。
かぼちゃはゴツゴツした感じを出すのに「面を捉える」ということが大事なのだなと知る。面を塗る方向を立体的にとらえられると少しリアルさが増してくる気がする。
サツマイモは独特な形とデコボコを陰影で表すのがとても難しかったが結構楽しい。複雑な立体だから線の方向がかなり様々な向きになる。
初めてデッサン動画を見ずに実際にぬいぐるみをデッサンしてみたがスカートのひらひら感をどう描いていいのかがわからず。むずかしいが楽しい。写真をモノクロで撮ってみると陰影のイメージがつく。白黒にすると何の色がどのくらいの明るさになるのかは意外とわからない。
デッサンを一生懸命描いているとこの程度のクオリティでも描くのに1時間近くかかるからとても暇つぶしになる。
瞑想的な効果
デッサンをしている時は本当に絵を描くことだけに集中するから楽器を練習している時とはまた違う。
ひたすら物を観察して色をつけたり無心に鉛筆を動かすと、思考を一つの方向にまとめられるような効果がある。文章を書いている時は常に先を考えたり新しいことを考えるし、トランペットもそれに近い感覚がある。
しかしデッサンは大まかに描いたものを徐々に徐々にリアルに仕上げていくから違う方向性だ。
実際集中しすぎると肩や首が疲れてしまうことはあるのだが達成感はあるしスッキリする。描いたものが残るのは文章とは同じで音楽とは違うところだ。
成長を感じると楽しい
絵は何枚か描いていると少しずつ上達してくる。少し立体感を持って描けるようになってきたり、実物からのデッサンがなんとなくできるようになってきたり。
やっていることに進歩を見られると楽しいのは楽器と似ている。
外出禁止でずーっと家にいて動画も見飽きてきたという人はYouTubeでデッサンを講座を見ながら何か描いてみるといいかもしれない。
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