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シベリアでの生活

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ロシア連邦ブリヤート共和国ウランウデでの生活
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#引きこもり

外出禁止中のおすすめの暇つぶし"デッサン" シベリア引きこもり生活⑭

もう2週間以上も外出禁止が続いているから家の中で色んなことをできるようになってきた。トランペットの練習はもちろん、ロシア語の勉強や文章を書くこと。料理やお菓子作りも。Netflixで映画やドラマを見てみたり。 デッサンはすごく時間を潰せるそんな中でも意外と絵を描くことが楽しい。YouTubeで「デッサン 初心者」など検索するとたくさん動画教材がでてくる。影の付け方や、立体的に見える塗り方も動画と一緒に描いていくとそれっぽく描けてくる。 初めてのデッサン。りんごは筋が多いし

マスクが売っていても買い占めないロシア人 シベリア引きこもり生活⑬

ブリヤートでいつ薬局に行ってもマスクはなかった。しかし外出禁止令がでてからほぼ全員がマスクをしているからみんなどのように手に入れているのか疑問だった。 最近は手作りの布マスクをしている人も多く見かけるようになった。ただここの人たちのことだから1度も洗っていない気しかしない。みんなマスクは一度使ったら捨てるものということもあまり知らなそうな気がする。 スーパーにマスクが入荷 薬局には全く売っていないマスクが近所のスーパーで売っていた。大きいビニールの袋に何十個か詰め込まれ

明日からどう働くかが前日までわからないブリヤート共和国 引きこもり生活⑧

今住んでいる街ウランウデはブリヤート共和国という名前だがロシア連邦に属している。 ロシアの地方区分ロシアは州、地方連邦市(モスクワやサンクトペテルブルクなど)、地方、共和国などで83個に分けられる。その中でも共和国は21個。 ロシアはユーラシア大陸をまたいだ巨大な国のため、様々な人種や民族が住んでいる。その中で民族に自治権を認める形で共和国が存在している。 ブリヤート共和国は主にブリヤート人というモンゴル系の民族が住んで文化も言葉も保持している。 共和国はそれぞれ憲法

シベリアでコロナ引きこもり生活⑦ 16℃でサングラスが必要になる

4/5までのはずだった外出禁止も4/30まで延長され、これが少なくともあと1週間は続くのかと思うとさすがに気が重くなってくる。 ロシアはかなり厳重な体制をとっており、買い物も原則最寄りのみで散歩も100m以内という条件。罰金は1.5万ルーブルから4万ルーブルという超高額。参考までに、ウランウデの賃金の中央値は2.5万ルーブルだ。 そのくらいの緊張感を持たせているので不要な外出をしている人を見かけることもない。買い物にスーパーに行ったが店の中にも人はほとんどおらず、在庫はた

シベリアでコロナ引きこもり生活⑤ 家をでて2分で警察に注意を受ける状況

この引きこもり生活が始まってから毎日ロシア内の感染者は増え続けている。このグラフを見るといかに急増しているかがよくわかる。 3,548人の感染者がいて死者は30人。そのうち2000人以上がモスクワにいる。ロシアの衛生環境を考えるとヨーロッパのような大惨事になるまで秒読みかのように思える。ただでさえ医療環境も整っているとは言えず、重症化したら終わりな気がする。特にブリヤートのような地方になってくるとまずい。 外出禁止?ロシアでのニュースを見ていたりするわけではなく、自分

シベリアでコロナ引きこもり生活③ ロシア人の掃除とは

自粛生活も3日目だが案外退屈することはない。朝には日本在住のロシア人の先生のSkypeレッスンを受講。仕事に行かないとさらに全くロシア語に触れることがなくなってしまうから貴重だ。この休みの間にたくさん授業をいれよう。 暖かいが風が強いここ最近は毎日+5℃以上になり暖かいはずなのだが風がとても強い。砂も巻き上がるし寒く感じる。真冬は本当に無風だったのだなと実感。 いつも雲のない青空か、うっすらと曇っていることが多いのだが今日はなんとも立体的な雲が浮かんでいて日本のようだった

シベリアでコロナ引きこもり生活② 動画がきっかけでフランスのジャズトランペッターと友達に

昨日の時点で人が減っていたが今日は日曜日の今日はもっと少ないように感じた。マンションの裏にはピオネルというショッピングモールがある。そこには巨大な駐車場がありいつも多くの車がとめられているが今日は1台もない。走る車もない。 サーカス 手前に見えるトラックはサーカス団のもので、年明けからずっとここにいた。グリズリーやライオンの絵が描いてあり中々不気味な雰囲気である。 本当に動物が入っているのかは定かではないが、鞭で打たれながら芸をさせられる動物を見るのは心が痛む。 その

シベリアでコロナ引きこもり生活①

シベリアで約2週間何もせずに過ごさなければならなくなった。 街の様子は日々変化しており、この特殊な状況を書き残しておいたら後々になって楽しめるかもしれない。もちろんコロナウイルスのことを忘れることは一生ないのだけれど、案外何をして過ごしていたかというのは覚えていないものなのだ。 ちょうどnoteはこうした日記に適している。 街中の人がマスクをしているのにどこにも売っていない謎プーチンが会見してから街中の人が一斉にマスクをつけ始めた。多くの人はロシアの病院でいつも見かける