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これで金持ちになれなければ、一生貧乏でいるしかない。

今回は、金川顕教さんの著書『これで金持ちになれなければ、一生貧乏でいるしかない。』をご紹介します。
著者の金川さんは、公認会計士として有限会社責任監査法人トーマツに3年間勤務した後に独立、現在は2つの株式会社の代表取締役として「時給100万円」で稼いでいるすごい経営者です。

本書では、決して生まれながらのエリートではなく、とても起伏の激しい人生を送ってきた著者の「時給100万円になるまでに実践してきた6つの思考法」が紹介されています。
「著者が実際にやって効果があったことだけ」がまとめられているため、効率よく成功者の思考法を学ぶことができます。

本書の思考法をひとつでも多く実践して、「幸せなお金持ち」に近づいてきましょう!

本書の構成は以下のとおりです。
第1章 自分の現状を認識して、目標を習慣化する思考
第2章 実際に動けるようになるための思考
第3章 すべての行動を「時給」でとらえる思考
第4章 一流の人から学ぶという思考
第5章 お金ときちんと向かい合う思考
第6章 会社の名刺に頼らないという思考

本書のうち特に勉強になったのは以下の4つです。
1.落ち込むのは、まだ余裕のある証拠
2.マイナスの感情はすべて無視する
3.量からしか質は生まれない、量だけは誰にも負けるな
4.教えるスキルを身に付ける

以下、それぞれ見ていきます。


1.落ち込むのは、まだ余裕のある証拠

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(「第1章 自分の現状を認識して、目標を習慣化する思考」より)

自分の実力が足りず、うまく結果がでないときでも、著者はほとんど落ち込まないそうです。
なぜなら、「落ち込む暇があるのなら、その間に自分が失敗した理由を探ろう」と思うからです。

落ち込むのは「自分はもっとできると思っていたのに」という期待が裏切られるからこそ。
つまり、自分の実力を過大評価しているのです。
「自分はダメだ」と思ったところからが、新しいスタートです。
そこで自分には何が足りないのかを自覚し、改善していくことができるのです。

落ち込んだ回数が多いほど、人間は成長できる。
ただ肝心なのは、落ち込んだときにどんな行動をとるかです。

落ち込んだときに、ただ落ち込み続けている人には、成功は訪れません。
「なぜ自分は落ち込んでいるのか」「これ以上自分が落ち込まないためにはどうしたらいいのか」を謙虚に考えて、分析するべきです。

「結果が出なくて最悪だ。自分には運も才能もないんだ…」と、落ち込む自分に陶酔している暇があるなら、落ち込んでいる理由を考えるのが先決です。
壁にぶつかったり、落ち込んだりしたときは、「自分が成長できる良いチャンスだ」と捉えましょう。


2.マイナスの感情はすべて無視する

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(「第1章 自分の現状を認識して、目標を習慣化する思考」より)

あなたが何かに落ち込んでいるのは、「自分しか見ていないから」です。
同じ出来事が仮に他人に起こったとしたらどうでしょう。
一度客観的に考えてみてください。

たぶんあなたは、「そんなの全然小さなことなのに」と思うはずです。
人間はみな、他人から見たら「なんでそんなに小さいことで悩んでいるの?」ということで悩む生き物です。
友だちがあなたと同じ悩みを抱えていたら、「たいしたことないよ。もっと前向きにとらえようよ」と、上手なアドバイスができるかもしれません。

不安や落ち込みのループにはまってしまったら、もっと広い視野で物事を見てみましょう。
そして「自分の悩みなど、たいしたことはない」と、頭を切り替えるのです。

そうした習慣をつけていくと、次に同じように失敗して落ち込んだときにどうしたらいいのか対処法が見えてきます。
それを繰り返していけば、自然と落ち込まない人間になれるはずです。

生きていれば落ち込むこともある。
自分自身や他人に腹を立てることもある。
誰にでもあるごく自然な感情です。
何もかも順風満帆で、失敗などしたことない。
常にポジティブで落ち込んだり腹を立てたりしたことなど一度もない・・・そんな人はいるわけないのです。

ただ、いざ落ち込んだり腹を立てたりして心を乱すと、自分自身が嫌な気持ちになるし、エネルギーも奪われます。
落ち込むこと自体は悪いことではないけれど、マイナスの感情はできるだけ減らしていったほうがいいのです。

落ち込むようなことや、腹立たしいことが起こったときこそ、新しい気づきを得て、成長するチャンス。
ネガティブな感情を抱いている自分に気づいたら、すぐにポジティブな意識に変えていく、これが大切です。


3.量からしか質は生まれない、量だけは誰にも負けるな

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(「第2章 実際に動けるようになるための思考」より)

何かビジネスを始めようと思った時に、ほとんどの人は「質」から考えることが多いです。
始める前にあれこれ考えてしまい、準備に時間をかけ過ぎたり、形から入ったりしてしまいがちです。
初めはクオリティは低くてかまいません。
質は後から付いてくるものなのです。
完璧を求めて追及し、学者になりたいわけではありませんよね。
ビジネスはお金を稼ぐことが目的です。

そこで基本となることをご紹介します。

●質を作る2つのポイント
① 質はまず考えないこと
② 早く多くやること

まずはたったこれだけです。

セミナーでも本でもいいと思ったら、質を考えずにとにかく行動してみてください。
失敗してもいいので、素早くたくさん実践することです。
それを繰り返していくうちに、自然と「質」は生まれてきます。
初めから完璧などない、そう思って大丈夫です。


4.教えるスキルを身に付ける

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(「第6章 会社の名刺に頼らないという思考」より)

「教えるスキル」は収入を10倍にします。
このスキルがあれば、自分が商品を買った分の10倍は稼げるといいます。
まずは人に教えることができるようにして、1回セミナーをやってみます。
自らが経験した5万円を稼げる方法を1万円で教えるとすると、10人に教えれば10万円、100人に教えれば100万円の利益になります。
それを動画に撮っておいて、その動画を3000円で販売すれば、何もせずにお金が稼げます。
このサイクルを作るだけで、稼げる金額は自然と倍々ゲームになっていくわけです。

多くの人は「自分は人前で話すのは苦手」と思い込んでいます。
著者も以前は苦手だったそうですが、あるセミナートークで参加者を魅了する大物経営者から言われた次の言葉がいまでも胸に残っているそうです。

「誰も話すことに向いていない。練習したか、練習していないかだけだ。私も最初は苦手だった。もし練習してうまくなれば、誰も持っていない君だけの『武器』が手に入る。」

こう言われたことが転機となり、著者は苦手意識のあった「話す練習」を始めることにしました。
毎日ビデオ撮影して1日12時間以上かけて特訓した日もあったそうです。
いまでこそYouTubeに公開しているセミナービデオは多数ありますが、口下手だった頃のお蔵入り映像も山ほどあるといいます。
それだけ時間と労力をかけても、教えるスキルは習得する価値の高い「稼げるスキル」なのです。

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以上、本書で紹介されている思考法の一部のみを簡単にご紹介しました。

お金持ちになる人の最大のポイントは、「諦めないこと&行動すること」です。
本書の思考法を学び、実践し、行動を起こし、より「幸せ」に稼げるようにしていきましょう!


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