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【30億円調達】Beyond the Wall な組織に必要なこと

こんにちは、対話型音声AI SaaS IVRyで人事の責任者をやっている西尾です。
IVRyは、シリーズCラウンドで30億の資金調達を行いました。

入社して2ヶ月しないうちに、Value策定や資金調達など、会社の未来を左右するようなイベントに立ち会えたのは、めちゃくちゃ幸運です。
関係者のみなさま本当にありがとうございます!
調達を記念して、IVRyでは、シリーズC資金調達ブログリレーを行っています。

第5回目の今回は、人事(HR)の視点で、IVRyの組織について、現在とこれからについてお話しできればと思っています。
あまりnoteでちゃんとしたことを書いたことがないので、テンションが難しいですが、おつきあいのほどよろしくお願いします!


IVRyが目指す高み

IVRyは次のMissionとVIsionを掲げて事業を展開しています。

  • Mission「最高の技術を、すべての企業に届ける」

  • VIsion「We make “Work is fun” from now」

IVryのMission / Vison

これらのMission、Visionの実現に向けて、電話の自動応答サービスIVRyの開発と提供を行っています。
IVRyは多くの企業にご利用いただいていて、累計の着電数は1900万を突破し、社会に大きく貢献しているプロダクトになっています。
そして、これは同時に、多くのデータが蓄積されており、大きな可能性があるプロダクトとも言えます。
IVRyは電話の自動応答だけではなく、対話型音声AI SaaSとしてサービスを周辺領域まで進化させていきTAM15兆円の、法人AI対話市場を狙っています。

それぞれのお客様が活用できるデータが蓄積されるとともに、AIがすでにプロダクトに実装され、実際にお客様にご利用いただいているIVRyにとって、すでにこのTAMに向けて発射角を付けられていると言っても過言ではないと思っています。

IVRyの組織と採用力

事業の拡大とともに、社員数も増加して、今年4月には、去年の同時期の3倍以上になっています。
4月の1ヶ月にはなんと16人と、全社員の約2割の社員数の入社がありました!

社員の数だけでなく、ベンチャー、スタートアップで経営に携わってきた方や成果を出している優秀な人がどんどん入社してくれています。

この採用力を支えているのが、社員からの「リファラル(紹介)」です。
これまでにIVRyに入社した社員のうち、リファラル経由で入社した人は7割を超えています。
よく「全員採用」と言われますが、私が入社して一番驚いたのは、採用責任者がいない中でも、これが、実践されていることでした。
代表okunishiの採用に対するコミットメントの強さもさることながら、社員1人1人がしっかりと採用に向き合っていただき、HRとしてはこれ以上ないほどありがたい環境です。
リファラル採用がしやすい環境も用意されていて、気軽にオフィスに知人を呼べるOpenDayも毎月活況で、ここをきっかけに仲間になってくれた社員もいます。

IVRyオフィスで開催されたOpen Day 毎回盛況!

スケールに向けた組織課題

一方で、拡大する組織にも課題はあります。
50人、100人の壁と呼ばれるものです。
ChatGPTに、聞いてみました。

50人の壁
経営者一人のリーダーシップの限界:社員数が50人を超えると、経営者一人のリーダーシップだけではマネジメントが難しくなります。経営者のビジョンや方針が全員に行き渡らず、組織の方向性が不明瞭になるリスクがあります。
シニアマネージャーの必要性:一定の権限を持ち、経営者の代わりに意思決定や管理を行えるシニアマネージャーの存在が不可欠です。中間管理職の強化が求められます。
コミュニケーションの複雑化:組織が大きくなることで、部署間のコミュニケーションが複雑になり、情報の共有や連携がスムーズに行われなくなることがあります。

100人の壁
専門チームの形成と管理の複雑化:社員数が100人を超えると、専門的なチームが形成され、各チームの役割分担が明確になります。この段階では、各チームが独立して効率よく動くための管理が必要です。
意思決定の複雑化:経営者一人で全ての意思決定を行うことが困難になり、意思決定プロセスを効率化するためのシステムや仕組みが求められます。経営陣やシニアマネージャー間の迅速な意思決定が重要です。
組織文化の維持:組織の規模が大きくなることで、企業文化の維持が難しくなります。全社員が共有する価値観や目標を明確にし、浸透させるための努力が必要です。

グロースしていた企業で働いたことがある人は、再現性が高く現れる課題だと思います。
IVRyは、50人の壁の課題を実感することがなく、一気に社員数が100人近づいています。

これからIVRyは、100人を超えて、150人、300人と、仲間を増やしていく予定です。
その上で、こういった組織課題は避けて通れないと考えています。
そのためには、事業サイドのHR課題を人事パートナーとして解決するHRBPの役割も必要となってきます。

スケーラブルな組織作りへのチャレンジ

そこでまず行ったのがValueのアップデートです。

Valueは、採用、制度など、HRでの意思決定のすべての拠り所になるもので、企業カルチャーを生み出す源泉です。
組織の一番のレバレッジポイントであると言っても過言ではありません。
“Work is fun” というアイデンティティを保ちながら、事業と組織をスケールをさせていけるかの重要な要素になります。

まだまだ足りないHR組織

やっと組織の土台となるものが整い始めたというフェーズですが、こうしている間にも事業は成長していきます。
IVRyのロードマップを達成するためには、採用をしながら、組織を整えていくということを同時並行で、スピーディーにやらねばなりません。
それには、まだまだHR組織のケーパビリティが足りていません。
現在、私以外に、組織開発で1名、リクルーター3名の正社員と業務委託2名でHR組織を支えています。

もう1人、5月に入社のNishikataさん。
入社エントリはComing soonです!

皆さん日々課題に取り組んでいただき、IVRyの成長を支えていただいています。
本当にありがとうございます!
一方で、今後の事業の拡大を見据えたときに、まだまだHRにも優秀な人材が必要です。
また、組織が拡大する中で、組織設計、人事制度設計、オペレーションなど手つかずなところも多いのが実態です。
この整っていない状態でも、今いる優秀なメンバーのおかげで今のグロースが実現できています。
この環境を整えていくことで、更に組織としての力を最大限発揮して、さらなる事業成長を実現できると確認しています。
そしてHRにとっては、今のフェーズを経験することは、自身の成長にも大きく貢献すると考えています。

  • フェーズの変化が激しく、日々様々な課題に直面する。言い換えるとチャレンジする機会は山程ある。

  • HRは、経営層・マネージャ層と直接仕事をする機会も多く、質の高い議論やフィードバックを受けることができる。

  • 成長意欲の高い仲間と切磋琢磨できる。

正直、大変なことも困難なことも多かったりします。
しかし、これに向き合えたときには、良質なPDCAを回すことができ、組織も個人も速いスピードで成長できると考えています。
そして何より、チャレンジしている人を支えてくれる仲間がいます。
なかなかこのような稀有なステージで働くチャンスはないと確信しています。
これから100人の壁、そして新たな壁が出てきますが、それを一緒にBeyond the Wall していける仲間を募集しています!


会社の雰囲気がわかるnoteもぜひご覧ください!


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