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毒を吸う

【A】 Bくん、最近、愚痴っぽくない?

【B】 そうなんだけどさ、この状況、愚痴らずにいられる!?

【A】 愚痴を言いたくなるのも分かるけど、それを聞いているあなたのサポーター達はどんな気分になるかな?

【B】 サポーターって?

【A】 あなたの側に居てくれる存在。家族や友人、同僚なんかがいるね。ところで、あなたの一番のサポーターって誰だと思う?

【B】 うーん、家族…とか?どんな時でも寄り添ってくれてるなって思う。

【A】 確かにそうかもね。だけど、一番ではないかな。

【B】 じゃぁ、誰?

【A】 それは、自分自身さ。他の人は、「これ以上愚痴を聞いていたくない」って思ったら、その場を離れることができる。それが例え家族でもね。
でも、自分自身は、自分がどんなに愚痴を言っても、自分から離れることはできない。不平不満や愚痴は、空気中に毒を撒いてしまう。それを周囲にいる人(動物や植物も)が吸ってしまう。もちろん、自分で吐いた毒を自分も吸うことになる。慢性的にそれを吸い続けると、だんだん調子が悪くなっていく。
自分自身を含め、あなたの側にいてくれる存在は、あなたの強力なサポーター。悪気は無くても、その存在に毒を吸わせてしまっているかもしれない…と気づけば、日々発する言葉にも自ずと意識が向くようになるね。

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